１４話 ページ18
開いた扉から入ってきたのは、
「どうもみなさんお揃いで、会議中にすみませんね」
いつも通り悠々とした態度の悠一だった。
驚く上層部。やっぱり一番に反応したのは鬼怒田さんだった。
「きっさまぁ〜〜！！よくものうのうと顔を出せたな！」
「まあまあ鬼怒田さん、血圧上がっちゃうよ」
そんな鬼怒田さんを軽く流す悠一。
「何の用だ迅。宣戦布告でもしに来たか」
「違うよ城戸さん。交渉しに来たんだ」
城戸さんの問いの答えに驚きを隠せない上層部のメンバー。
鬼怒田さんの文句と唐沢さんの冷静な分析を聞きながら、悠一は続ける。
「こちらの要求はひとつ。うちの後輩、空閑遊真のボーダー入隊を認めて頂きたい」
口々に発言する上層部を尻目に城戸さんは、
「私が、そんな要求を飲むと思うか…？」
と言う。そして悠一は…
「もちろん、ただでとは言わないよ」
ゴトンと机に“それ”を置きながら、
「かわりにこっちは、“風刃”を出す」
と言った。
「……！？」
これには流石に城戸さんも目を見開いて驚いている。
「うちの後輩の入隊と引き換えに、“風刃”を本部に渡すよ」
さらに驚く上層部に対し、
「そっちにとっても、悪くない取引だと思うけど？」
あくまで落ち着いて話す悠一。
城戸さんとも冷静に話を続けていく。
そして、
「さあ、どうする？城戸さん」
様々な質疑応答の末に城戸さんは、
「玉狛支部 空閑遊真の、ボーダー入隊を正式に認める」
と言った。
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城戸さんの決定の後、悠一は会議室を出て行った。
その後暫く会議を続け解散になった。
やあーーっと部屋に戻れる！…んだけどね。まだ大事な仕事がなってるから、それを済まさないとね。
➖作者➖
お久しぶりです。
やっと私生活の方が安定し始めましたので、
少しずつ更新していきます。
ここから更に台詞を省いたり、
捏造も入るかと思われますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
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skyzero(プロフ) - 浴衣シグさん» ありがとうございます！これからも頑張ります。 (2020年11月23日 16時) (
レス) id: 906491576b (このIDを非表示/違反報告)
浴衣シグ - この小説、応援してます！がんばってくださいね！ (2020年11月23日 16時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
skyzero(プロフ) - 、さん» すみません！急いで外させていただきました！ありがとうございました。 (2020年8月27日 21時) (レス) id: 86e3ec0500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skyzero | 作成日時：2020年8月27日 21時
