緊急事態発生19 ページ21
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Aは出勤再開してから、お偉いさんに快く迎えられた。そして、あの報道はウチの記事だったらしい。
’’これで君は少しは楽になるだろう’’
’’君も困っていたんだろう’’
’’あの俳優もとんだ黒皇子だ’’
Aを想っての言葉だったかもしれない。全く、仇となってAに刺さっていた。
上司は相変わらずベラベラと喋り続け、笑い続ける。そして最後に、悪どい顔をしてAに早速探って欲しいことを告げる。
’’あともうひと押し、必要だ。皇と女の写真を頼む’’
「っ…分かりました」
この仕事はこんなに汚い仕事だったのだろうか。人が不幸になるのを願う仕事だっただろうか。自分はただ普通のカメラマンを目指していたのではなかったか。
嗚呼。仕事、辞めたいな。
尾行の結果。
皇さんに見つかった。どうして俺、いつも見つからないのに。この人はどうしてそんな簡単に見つけられるんだ。
「またカメラさんですか、前はいいの撮ってくましたねありがとうございます。でも今回は随分見つけやすかったですけど尾行下手くそなんじゃないんですか？」
黒ずくめの格好(不審者)で夜だから、隠れられるし見つからないと思っていた。でも易々と捕まってしまって、冷や汗が止まらない。
「マスク取りますからね」
「あっ駄目！！」
ぱっとマスクを取られてしまい、ぎゅっと目を閉じた。
「っAさん、だったんですか…」
「お、俺じゃ駄目なんですか…」
「いえ。…この前もAさんが撮ったんですか？」
「……違います」
皇さんは俺の体を拘束していたが離してくれた。質問を次々と返されて俯いて、顔を見られない。耐えきれなくて、ポロポロと涙が出てくる。雨のように地面にシミを付ける。
「…Aさん、あれは違いますから」
「何がですか」
言い訳がましい、別に自分は皇さんの何でもないのに弁解をしてくる。
そこに、様子を見に来た女性が現れた。
「ちょっと紫苑ーー？」
「待ってアナ。今は戻っててくれないか！」
はぁ？どういうこと、と不満を漏らす女性。皇さんの言葉に苛々してくる。我慢できなくなった。
「あの、皇さんの新しい彼女さん！！」
「…Aさん…？」
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洸(プロフ) - 大手裏剣さん» いつまでもまってますよ！いつでもかもん！です！ (2020年3月30日 15時) (
レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 洸さん» ああ、申し訳ないです…ありがとうございます。 (2020年3月19日 21時) (レス) id: 54569fedb3 (このIDを非表示/違反報告)
洸(プロフ) - お気に入りして、また、再開する日をまってます。 (2020年3月18日 19時) (レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
せかるる(プロフ) - 大手裏剣さん» 承知致しました！いえいえ、ご検討ありがとうございます！ (2020年3月18日 10時) (レス) id: 65805e38ea (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - せかるるさん» こんにちは。コメントありがとうございます。本当に申し訳ありません…この作品は執筆は辞める事になりましたのでお受けすることが出来ないです…もしかしたら再開するかもしれないので一応心には入れておきますね。ありがとうございました！ (2020年3月17日 18時) (レス) id: 54569fedb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2019年1月3日 23時
