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説教 ページ44

.



『、、、(白目)』





うちは今、厨の真ん中で正座させられてます





「良いかい?女が顔に傷を作るなんて相当な馬鹿しかやらないんだよ!?


 それなのに君は悲しむ事もせずに面倒くさそうに眉をしかめるばかり、、、!


 面布で顔を隠してたらその傷はバレないかもしれないけど


 現世とか審神者会議とかどうしても外さない場面もあるだろうのに


 その可能性を君は考えて_____ 」





たかが右頰にある10cmくらいの引っ掻き傷


それが2個あったって別にどうって事ない





「あぁもう!!嫌そうな顔して君って人は!!」





いやうち人じゃないし←


人ならざる者やし





数時間後





「___まぁこれくらいで良いだろう


 次また顔に傷をつけたらこれくらいじゃ済まないからね!!」



『、、、はい』





厨から出た途端に出るのは大きいあくび





『ふわぁ、、、!あー、かったりぃ』



「主怪我したって本当、、、ってあー!?傷が出来てる!!」





走って来た清光に駆け寄られ頰を両手で挟まれる


不機嫌なうちは眉をしかめた





「もぉおおお主ってば言ってくれれば一緒に山に行ったのに、、、!」



『、、、』




「化粧で隠せるかもしれないけど、、あぁ、、、」



『もう良いでしょ!うちもう帰る!』



「主ッ!!」





清光から走って逃げる


後ろから足音が聞こえるから、秋田氏に貰った神気を使って足のスピードを上げた




近くにあった部屋に逃げ込む




スパンッ!!





「主どこに逃げたの!!」



『(ボソッ)そう言われて答える奴がいるかよ』





タッタッタッ、、、




次第に足音が遠ざかって行った





(、、、そろそろ良いか)





スカッ




障子に手をかけたら虚しく空を切った




『うぉっ!?』



「っ!?」





障子を開けようと前のめりになってたうちは


そのまま前に倒れ「おっと」




この低音ボイスは、、、




前のめりに倒れ胸に顔を押しつける感じになってしまった


驚きすぎて動けない




そういや此奴、今日は出陣してたんやったな




うちの頰にサラリとかかるサラサラのはずの髪の毛は


血がついて少し固まっている




辛子色の着物に付いている血の匂いがうちの鼻をかすめた





「、、、何故、巫女服が赤一色に染まっているのでしょう?」



『あはは、、、』



.

気づかないふり→←驚きは唐突に



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作者名:彼岸鬼 | 作成日時:2018年8月14日 9時

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