驚きは唐突に ページ43
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「秋田こっちですよー!」
「むぅ!直ぐに捕まえます!」
『、、、いやぁ、平和だねぇ』
ズルズル、、、ズルズル、、、
足が重い、左腕が痛い、でもあと少しだから頑張るんだ
うちが入った途端、遊んでいた短刀達の足が止まる
、、、まぁ、そりゃそうか
「しゅ、主君、、、!?
どうして、、熊を担いで、、それより左腕から血が、、、!」
『山に木苺食いに行ってたら熊と遭遇
刺激しないように背を向けずに後ろに下がったんに襲いかかって来やがった
左腕切られ、右頬切られブチギレたうち熊にパンチ
その時、神気が溜まってたので身体能力が上がってて一発でKO
、、、それより秋田氏、もう熊重すぎる、、、神気ちょうだい』
「は、はい!」
右手を差し出したからうちも右手を、、、って血で濡れてる
あー、左手も、、、ま、いっか
血で濡れた手でごめんと言いながら神気を貰う
あぁ、、、この優しい神気はやっぱり秋田氏だ、みなぎるぜ
カッ!
『マジでありがと秋田氏!
今日の夕餉は美味しい熊肉の物やと思え!!アディオスッ!!』
「分かりました!」
あんなに重かった熊が今じゃ軽いぜ☆
熊を背負ったままうちは厨の裏口まで走った
『歌仙ッ!熊倒した!今日の夕餉ちょっとちょうだい!』
「、、、は?」
『肉!肉!肉!』
裏口を勢いよく開けると
宗三と長谷部と燭台切と歌仙、そして薬研がいた
「、、、主、その右頬の傷は?左腕は?」
『熊にやられた』
「面布は?」
『血で気持ち悪くなったし捨てた』
「この熊を持ってこられた僕らの気持ちを答えて」
『肉』←
歌仙の青筋が見えた
あ、これヤベと思った時には時遅し
「この馬鹿ッ!!」
ゴッ!!
『いったぁぁぁぁああああぁぁああああッ!?』
「君は本ッ当の馬鹿だね!?女なのに顔に傷をつけるとか神経が可笑しいんじゃないかい!?
あぁ、、、!一応神気を流すけど治らなかったらどうしよう」
『別にうち結婚する気なんてな「何か言ったかい?」いえ、何にも』
面布越しで見た世界よりもハッキリしてる
長谷部の驚いた顔、宗三の呆れた顔、燭台切の慌てた顔、薬研の少し驚いた顔
頰に手を当てられ神気を注ぎ込まれる
「あぁぁああぁ、、、!やっぱり治っても傷跡が付いてる、、!」
『、、、』
別にそんくらい良いのに
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作者名:彼岸鬼 | 作成日時:2018年8月14日 9時