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取り敢えず探ろう ページ5

.



『、、、ッ!』




これが意図的に出されたのだと思ったら


急に怖くなって後ろに下がった




今まで考えないようにしてたけど


此処は”小狐丸”の神域なのでは?




、、、いや待て、うちは何で小狐丸に神隠しされなきゃいけない?


ぶつかったからか?いやそれ横暴すぎんやろ





てか稲荷寿司が怖く思えてきた←




このまま此処にいてもどうにもならんし


ちょっともう少し念入りに屋敷内を探そう





数時間後





『あああああああなんにも見つからんやん!!』





畳の部屋で身体を投げ出す


屋敷内を探しても探しても”何か”がない


ゆっくんの時みたいに鏡かなと思って鏡を探してもない




コトリ





『わぁッ!?』





また音がしたぁ!!!


もういややぁぁぁぁぁあああああ!!!!!




突如現れた皿を見ると今度はオムライスが乗っている


もう怖くなってうちは必死に走って逃げた





『はー、、、!はー、、、!』





クッソ怖いわぁ!!


もういややわぁぁぁあああああ!!!!!





『、、、スゥ、、!


 誰かぁぁぁああああ!!!!!誰か居ませんかぁぁぁあああああ!?』





外へと叫んだ声は


吸い込まれるように消えて行った





『おじいちゃぁぁぁあああああん!!!!!助けムグッ!?』





な、、、!?声が出ない!!




喉を抑えて声を出そうと奮闘するも


声が出ないし喉が痛くなるだけで諦めた





(はぁ、、、てか外の風景変わってないやん)





外は相変わらず夕焼け色だ





(、、、そういや外、、検索してなかったな)





でも怖くて足がすくむ


帰る為帰る為と心に念じながらうちは外に出た





(火の玉熱くない)





帰る為の”何か”かと思ったが、触れても帰れないし熱くもない


狛狐さんにも悪いと思いながら触った、うんなんにもねー





(狛狐さん狛狐さん


 どうやって此処から帰れるか知りませんか?


 うちはじーちゃん達が待ってる本丸に帰りたいです)





目を閉じて手を合わせ狛狐に念じる




こうなったら藁にもすがってやろうじゃないか


、、、いや、実際は狛狐だけど



.

取り敢えず走ろう→←ヨモツヘグイ



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作者名:彼岸鬼 | 作成日時:2018年8月14日 9時

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