社畜やめれました (ページ3)

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此処は？ページ3

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『、、、んー？

　なんか此処に来る要素あったけど、、、え、此処どこ？』

障子を開けて外の様子を見る

外を見た瞬間、あ、此処絶対に本丸じゃないなと思った

本丸の門が赤い千本鳥居になってるし

千本鳥居の隣には狛犬(こまいぬ)ならぬ狛狐が２つ並んでいる

空は赤い夕焼け空に所々浮かんでいる青い火の玉

見える筈のあの本丸を囲むような塀がない

それに屋敷が本丸のより少し小さい

『、、、えー、、マジで此処どこぞや』

１つだけ、ある考えが浮かんだ

千本鳥居、狐、このワードである刀剣男士が思い浮かぶ

いやいや、そんな訳ないだろう

頭に浮かんだ考えを直ぐに振り払った

誰でもいいので助けて下さい

、、、まぁ、思い悩んでても仕方ないか

恐怖に震える心に鞭打って

うちは本丸内を探索する事にした

『お願いだからなんかお化けとか出てこないで、、、！』

ホラゲは良いけど自分が体験するのは嫌いやぞ←

１時間後

屋敷中探したけど誰もいないし誰も見つからない

てか身体動かして分かったけど気分が悪い

我慢すれば大丈夫だが吐き気がする

『うぇ、、、！』

なんやこれ？てか本当にどこ？

もう帰れないかもしれないと思うとジワリと涙が出た

コトリ

『ッ！？』

突然、何処からか音が鳴った

音がした方をゆっくりと見るとそこには美味しそうな稲荷寿司

『え、は？』

食えという事だろうか

マジマジと皿の上に乗った稲荷寿司を見てみる

吐き気がするのに

気分が悪いのに

何故かその稲荷寿司から香る匂いはうちの食欲をそそった

そっと稲荷寿司に手を伸ばす

『、、、』

ピタリと腕が止まる

いや待て、こんな訳も分からない所でいきなり稲荷寿司が出てきたんやぞ？

これは食べない方が良いのでは？

そしてある考えが浮かんだ

もしも、、、もしも此処が誰かの神域だとしたら？

そしてうちがこれを食べたら？

『、、、ヨモツヘグイ』

自然とその言葉が口から出ていた

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