社畜やめれなくて泣きたいです

死にたくない ページ39

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ズドドドドッ！！！





「待てッ！！今日という今日は許さんぞッ！！」



『ひぃぃいいいぃいいいッ！！！！！』





ブチギレ状態の歌仙がうちを追いかけてるよん☆←




何処か、、何処か隠れる場所を、、、！




隠れる場所を探す為に辺りを見回しながら走る


あいにく、うちは足が速くなくてむしろ遅い方なので


そろそろ追いつかれそうだ





『はぁ、、、はぁ、、、ッ！！』





走っている途中、曲がり角を曲がるじーちゃんの姿が見えた


頑張って曲がり角まで走ると今度は部屋の中に入るじーちゃん




、、、確か今日はじーちゃん非番やったよな？


ナイスやじーちゃん、匿(かくま)って貰おう




スッ





なるべく音は立てないようにして障子に身体を滑り込ませた


一息ついてから後ろを振り返る





『じっちゃ！歌仙怒らせた！！かくまってぇぇぇ、、、』





最後の言葉がだらしなく伸びる




だって目の前には三条が今剣以外揃ってるんだもん


え、は？じーちゃん別人やったん？うっそーん





『人違い、、いや刀違いでしたぁ、、、どうもすみません』





逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ




このまま三条の人に殺されるくらいなら


まだ歌仙の説教を喰らった方が良い




素早く障子に向き合って手をかける





『あはは、、、ごめんなさ「スッ」むぐっ！？んん〜！？ん〜〜〜ッ！！！』





音もなく現れた黒い手甲がうちの口を塞ぐ


何があったのか分からなかったが、生命の危機は感じ取れた





『んぅ〜〜〜！！んぐぅ〜〜〜！！！』





少し開いた障子に向かって手を伸ばすが


うちの口を塞いでる反対側の手が障子を閉める





『んんんッ！！んんぅッ！！！』





うちの口を塞いでいる腕を必死に離そうと掴むがビクともしない




、、、もうこれ終わったわー


あーあ、なんでこの部屋入ったんやろ




心ではそんな事を思っていたが


身体は死にたくないと必死に訴えている




ズルズルと後ろに引きずられるが必死に抵抗する


右手は腕を離そうと掴んで、左手は障子に向かって精一杯腕を伸ばした





『んんんんッ！！んんんぅッ！！！！ブハッ！？』





無理矢理座らされると


ようやく口から手が離れた、取り込めなかった空気を吸う





「しー」



『？』





うちを引きずっていた張本人、三日月宗近は


綺麗な唇に人差し指を当てると空いている席に戻っていった



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