八つ当たり ページ36
.
『すみません、、、少し仕事の事で話したい事があるんですけど』
うちがいる課は仕事環境設備課
「はい、本丸Noは?」
『1857です』
「、、、へ?あ、すみません
恐縮ながら上の者から対応するなと『政府からの仕事で』ひっ!?」
ガッ!!!
ギギギギ、、、!
シャッターが閉められそうになったので
咄嗟に隙間に手を挟んで上に持ち上げる
『政府からの仕事で審神者学校のプリント作ったら、、、!
30、さんじゅうまん貰えるって、、だから仕事したのに、、、
給料の30万、貰えません、、、どういう事ですか、、、!?』
「し、知りませんッ!!」
バンッ!!
何かのボタンが押される音がした
強く叩きすぎな音やけど
パァァァ、、、!
待って、、、これ転送!?
『ちょっと本当に給料貰えたらそれで「プツッ」』
うちの叫びを言い終える前に転送完了という機械的な声が聞こえた
『、、、ん、、はぁぁ、、、』
目を開けるとうちの本丸の転送装置の前に立っていた
『また、、騙された、、、!』
悔しくて涙がボロボロと溢れてくる
もう部屋に籠って泣き寝入りでもしよう
『、、ふっ、、、ぅぅぅ、、、!』
本丸の廊下には雑に脱ぎ捨てられたうちの半纏が無造作に落ちている
うちは何故かそれを見て無性に怒りたくなった
『ヒック、、、グズ、、ぅぁぁ、、、!』
泣き顔を見られたくなくて、、まぁ面布で見えないけど
刀剣男士の神気がある方向とは真反対に向かって審神者部屋に向かう
「主、もう帰って、、、どうしたんだ?」
『も、、グズッ、、、放っといて』
「何かされたのか?」
放っといて欲しいのにつきまとってくるじーちゃん
うちの怒りは最高潮に達した
『うるっさいなぁ!?放っといてって言ってんやん!!
つきまとって来んな!!本当にどっか行ってくれんッ!?』
八つ当たりだとは分かってる
そんな自分がしょうもなく思えて更に涙が出てきた
顔を覆って畳に座り込む
『、、、ごめん、、八つ当たりした、、本当に放っといて』
.
108人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼岸鬼 - ホタルさん» あちゃー、やってしまったぁ、、、!ありがとうございます!!修正させて頂きますね!! (2018年9月5日 17時) (レス) id: b57db3e1eb (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - 大変失礼致します。時間飛行群ではなく、時間遡行軍では無いでしょうか? (2018年8月31日 19時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)
彼岸鬼 - 澪琉樺さん» まだ待つんだ、、、!まだその時じゃない、、!もう少し、もう1シリーズくらいでその元凶ぶっ潰すから、、! (2018年8月10日 15時) (レス) id: b57db3e1eb (このIDを非表示/違反報告)
澪琉樺(プロフ) - よし君の代わりに今すぐ政府に殴り込んで君の給料30万持ってきてやるよ主人公ちゃん。政府?上の奴くらい極+カンスト勢で脅してでも持ってくるから (2018年8月10日 15時) (レス) id: 4791dfc94f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彼岸鬼 | 作成日時:2018年8月6日 15時