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初めての畑仕事 堀川side ページ32

.



「して、これはどう使うのだ?」



「あぁ、それは___ 」





(くわ)を持って目を輝かせる三日月さんに


僕が出来る限り分かりやすく説明すると早速鍬を振り上げた




スポーンッ





「え」



「あなや、、、飛んで行ってしまった」





ちょっと待ってあれ結構遠くの方まで飛んだよね?




開いた口が塞がらないとはこの事


遠くまで飛んで行った鍬をただ見つめていた





『ぎゃぁぁあぁぁああぁぁぁああああああッ!?』





遠くから誰かの悲鳴が響いて消えていく





「あなや、主の部屋に刺さってしまったか


 、、、これは怒られるな、詫びに何をしてやるか」



「へ!?審神者部屋まで飛んだんですかッ!?」





今頃だけど三日月さんの力に驚いて冷や汗が出てくる





「堀川、予備の鍬は無かったか?」



「え、あ、じゃあこれを、、、」





今度は少し離れよう、、、




離れて正解だった




ズドンッ!!





「ふぅ、、、して堀川よ


 耕そうと思ったのだがこれで終わってしまった」



「、、、はは」





三日月さんが勢いよく鍬を振り下ろした瞬間


三日月さん付近の土が一斉に舞い上がって僕の所までかかる




近くにいたらどうなっていたか、、、背筋が冷えた





「三日月さん、僕が畑を耕しますから三日月さんは草むしりをしてて下さい」



「あいわかった」





よし、草むしりなら心配する事はないよね




そう考えた僕が馬鹿だったと思うのはこれから約数分後





「堀川、余分な草はむしったぞ」



「じゃあそろそろ休憩しましょう!」





よいしょっと腰を持ち上げる三日月さん


僕は安堵の溜め息をつきながらその光景を見ていた




ヒュッ





「え、消えた?」





急に目の前から三日月さんが消える




ドォォォン、、、!





遠くから大きな音が聞こえた


振り返ると天下五剣の中でそれはそれは1番美しい三日月さんが土に埋まっている





「み、、、三日月さぁぁぁあああんッ!!!!!!!!!」





.





「国広ー、、、ってうぉッ!?


 どうして土だらけなんだ!?てかなんで三日月さんが全身茶色一色になってんだ!?」



「ははは、、、」



「畑仕事は難しいなぁ」





慌てる兼さんを宥めつつ


僕は溜め息を吐いた



.

突進→←新しい仲間ぞや



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彼岸鬼 - ホタルさん» あちゃー、やってしまったぁ、、、!ありがとうございます!!修正させて頂きますね!! (2018年9月5日 17時) (レス) id: b57db3e1eb (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - 大変失礼致します。時間飛行群ではなく、時間遡行軍では無いでしょうか? (2018年8月31日 19時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)
彼岸鬼 - 澪琉樺さん» まだ待つんだ、、、!まだその時じゃない、、!もう少し、もう1シリーズくらいでその元凶ぶっ潰すから、、! (2018年8月10日 15時) (レス) id: b57db3e1eb (このIDを非表示/違反報告)
澪琉樺(プロフ) - よし君の代わりに今すぐ政府に殴り込んで君の給料30万持ってきてやるよ主人公ちゃん。政府?上の奴くらい極+カンスト勢で脅してでも持ってくるから (2018年8月10日 15時) (レス) id: 4791dfc94f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸鬼 | 作成日時:2018年8月6日 15時

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