言葉は違えど... (ページ21)

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上の空ページ21

結局その日にカトクは返って来なかった。

ずっと待っていたが仕事の疲れもあり、知らぬ間に寝てしまっていた。

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仕事に向かう準備をしながらも考えるのはジェボムさんの事。

電車で会える事を願いながら乗り込むと彼もあとから乗車してきた。

彼は私を見つけるとおはようございますと近寄って来た。

愛華「今カトク見ました、私の方こそ遅くにごめんなさい。」

夜遅くに送った私が悪かったかぁと少し反省すると、いえと一言返ってきてからずっと彼は上の空だった。

話しかけたら悪いと思い窓の外をぼーっと見ていた。

何か悩み事あるんだろうなぁとその時は軽く考えていた。

最寄り駅に着くと私達はじゃあといって別れた。

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会社も程々に頑張り、気づいたらもう帰る時間だった。

ずっとジェボムさんの事を考えていたからなのだろうか(笑)

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家に帰ってポストを覗くと一通の手紙が入っていた。真っ赤な封筒で差出人の名前も住所もかかれていない。

ここに越して来てからトラブルなんて一つもなかったから手紙を開けるのが恐かった。

とりあえず部屋に入りお風呂の準備や御飯の支度をしていると手紙の存在を忘れていた。

今日のジェボムさんは元気がなかった……。何かあったのかなぁ……。

私の中のジェボムさんが大きくなり過ぎて。……はぁ。

考えるの辞めよ、明日の仕事の準備準備っと……。