私だって ページ19
彼との会話は凄く楽しかった。カタコトながらも携帯の翻訳を屈していた。
JB「..あ、の......カトク」
カトク？あぁ交換しましょうと言う事か、私は携帯で交換しましょうと翻訳をかけて彼に
A「휴대번호를 교환합시다？」
携帯電話を交換しましょうという言葉が出てこない彼。そうそうと頷いた。
カトクを交換すると降りる駅に着く、私は彼には小さく手を振った。
彼も照れながらも小さく手を振って別れた。
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会社に着いて仕事をしながらニヤニヤ。
コピーを取りながらニヤニヤ。
課長にコーヒーを出しながらもニヤニヤ。
パソコンに向かい作業しながらニヤニヤ。
あんまりニヤニヤしていたもんだから他部署の人から彼でも出来た？と聞かれたがえへへと言葉を濁す。
彼氏ではないが、これから発展していけたらいいなぁと思うからだ。
休み時間にサナに今日カトク交換したよとメールを入れるとすぐ返ってきた。
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家に帰ると今朝のハイライトを思い出す。
最初はただ偶然同じ時間、同じ車両に乗っていた気になる存在だった彼とカトクを交換するなんて...。
とりあえず明日のお弁当作らなきゃ、あとは洗濯物たたんで、お風呂入って...。
携帯電話をテーブルに置いてやらなきゃいけないことを片付けた。
ピロンと携帯が鳴ったのも気付かないまま、私の頭は彼一色だった。
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カトクが来ていた事に気付いたのは全部やり終えた後だった...。
あー...、やってしまった。
２時間も放置しちゃった。もう時間的に寝てるかなぁと思いつつカトクをひらく。
JB「こんばんは、ジェボムです。韓国出身です。」
開いた瞬間ふいてしまった。これ朝聞いたよね(笑)彼は律儀なんだと勝手に解釈してカトクを打つ。
A「遅くなってごめんなさい。Aです。今何してますか？」
送信っと...。あぁー...、緊張した。ただ文字を打っただけなのに手汗がやばい。
私は携帯を眺めながら彼からの返信がすぐ来るような気がして待ち続けた。
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作者名：かん | 作成日時：2015年11月30日 21時
