ある日天使が降ってきた【我妻善逸/逆トリ】

第7話 ページ8

「Aちゃーん！どう？似合う？着方があんまりよくわからなかったからかぶって着られそうなの選んだんだけど…」



善逸くんが選んだのは黒地に黄色いラインが入ったオーバーサイズのパーカーとゆったりとした黒のガウチョパンツ。



白地に黄色いカットが入ったTシャツに襟の長い黄色の上着。ぴったりとした黒のジーンズ。



驚くほど黄色が好きだなと思いつつ、自分が購入しようとしていた和風のパーカーをカゴの中に見つけた。



「似合うなぁ……あれ、これ私も買おうと思ってたやつ！私朱色にしようと思ってたんだけど、善逸くんは黄色だしいいかな？被っちゃうけど…」



「え！全然！！むしろいいじゃん！お揃い！」



「………お金払ってくる。」



そういって私はスタスタとレジへ向かった。



かわいすぎる…。



どうしよう。



好きんなりそう！！！！



あれ、そういえばこれって…お兄ちゃんに報告すべき？



一応善逸くんがうちに来た日に両親には連絡をして「困ってる人は助けなさい」と言われたので良いとして…



私の兄は私よりひとつ上なのだが、これがまぁ口の悪い男で困っている。



まあそれはさておき会計を済ませた私は善逸くんの元へ戻っていった。

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