最低で最高の兄弟たち

#7 ページ10

原人視点

あー流石に校庭5周はキッつい…
すぐ後ろにぐっち達もいるし、横腹も痛くなってきた。

俺は最後の力を振り絞りゴールテープ目掛けて走り出す。


先「はい原人は1番だ、タイムは後で言うからな」

gn「よっしゃー！」

gt「くっそ、マジかよー！」

rd「きょーさんに負けたァ…！」

bd「はあ…はぁ…疲れた…」

ru「きょーさんバテバテ…‪w」

cn「はぁ…みんな早いね…はぁ…」


順位は俺が1位、ぐっちが2位、きょーさんが3位、らっだぁが4位、コンちゃんが5位、レウさんが6位と上位を埋めた。


先「みんなお疲れ様、授業が終わるまでまだ時間があるが休憩して構わない、チャイムがなったらちゃんと教室に戻るように」


俺たちはベンチに座って各々休憩をとった


gn「あっちぃ…！」

gt「てか悔しい、マジで…」

bd「珍しいなお前が原人に負けるなんてさ」

rd「いっつもこういう賭け事はぐちつぼが勝ってたもんね」

gt「まあ、結果は結果、ちゃんとジュース奢るよ」

gn「あろえとたらことみどりくんの分もだぞ？」

gt「わーってるつーの」


どんなジュースがいいとかタイムがどうとか他愛もない話をしていたらチャイムが鳴り響いた。

昔から賭け事は負けっぱなしだったから勝ててマジで嬉しい！

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ぐちつぼ視点

負けると思わんかったなぁ…
正直結構ショック受けてる


gt「あー！悔しい！」

rd「いつまで言ってんの？‪w」

ru「マラソン練習終わってからずっと言ってるよね‪w」

gt「だってさぁ…」

cn「そんなにしょげても結果は結果でしょ？」

rd「あ！コンちゃん！」

ru「あれ？ゴミ捨て？」

cn「そうだよ、きょーさんがサボるから代理」

ru「サボってんの!?」

cn「まあ、いつもの事だから慣れたよ」

gt「サボるやつに俺ジュース奢りたくねぇよ…」

gn「おいおい、全員分奢るって約束だろ？」


コンちゃんの後ろからひょこっと原人が出てきた。


gt「お前いたのかよ」

gn「俺もゴミ捨て係なんだよ」

cn「まあまあ、じゃあジュース楽しみにしてるよぐちつぼ〜」


コンちゃんと原人はゴミ捨て場に向かって歩き出した。
ちょっと上機嫌な原人を見るとイラつくがそういうとこは昔から変わんないなと思った。


rd「ま、ちゃちゃっと掃除終わらそ！」

ru「そうだね、早く終わらせちゃお」

gt「ういー、」


俺はさっきまで止めていた手を動かし掃き掃除をしていく。

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