48話 ー寝付けないー ページ49
奏side
今日は久々の休日だったので私は朱音の家に出向いた。
朱音「久しぶりだねー!」
奏「まぁ最近忙しかったから」
朱音「あー卒業試験だっけ?どーだったのさ」
奏「まぁなんとかってとこ」
朱音「あんたの実力で?信じらんないわー」
その後も彼女はこの話を信じなかった。
まぁ私自身、あいつらに借りを作ったようなもんだし自分でも信じられないとこはあるけど。
朱音「それでいつデビューなの?」
奏「デビューは2月22日で曲の披露は来年位らしい。
だから明日はその初のシングル曲の選抜発表なの」
朱音「あーなるほど」
それを聞いて朱音は何かに勘付いたようだ。
朱音「だからあんたそんなそわそわしてんだ」
全くこの子は何を言ってんだか、私がそわそわするわけ…
朱音「だってさっきから色んなとこ見てるよ?
落ち着けてないんでしょ?」
奏「うっさいわ!」
朱音「そーすぐ怒んないの」
奏「怒らせてるのはそっちだろ!」
朱音「そー?本当のことを…」
奏「あんたはいつも一言余計なの!」
その後も2人で騒いで遊んで結局家に着いたのは9時を過ぎた頃だった。
大輝「おかえり」
奏「うん」
その後はご飯を食べて、風呂入って、勉強して、寝ることにした。
だが…
奏「寝れない…」
私はその時朱音に言われたことを思い出した。
「だからあんたそんなそわそわしてるんだ」
確かにこれは明日の発表のせいなのだろう。
だけど選ばれるにしろ選ばれなくても明日から練習が始まるわけだ。
このままだとまずい。
とりあえず私は疲れれば眠くなると思い、その場で筋トレをしたりしたが全く効果はなかった。
ならばと思い、今度は外に走りに行くがこれまた意味はなかった。
奏「あとは何が…」
私は次にどーするから考えた。
その結果ある場所を思いついた。
奏「あそこなら…」
と私が向かったのは…
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年3月18日 10時