32話 ー忘れてたことー ページ33
奏side
最近色々とあったせいか私の周りには人が集まり出した。
松村「なぁなぁ奏。次の休みの日なんやけどなぁ?」
奏「断る。」
私は松村が話そうとしたことを途中で悟ったためその言葉を遮って、断りを入れた。
松村「まだ何も行ってないんやけど、それひどい…って人の話は最後まで聞いてってー!」
西野「ねぇ今日の練習あとだけどー」
奏「今日はすぐ帰って用事があるから。」
これもすぐに悟って断る。
もう慣れてきたことだ。
飛鳥「奏。ここ教えて。」
奏「深川ー!きて!」
深川「なになに!奏が私を呼ぶなんて!」
奏「これ教えてあげて。じゃ。」
飛鳥/深川「投げ出した。」
衛藤「ってことでみんなショックを受けたんだ。」
松村/西野/飛鳥/深川「うん」
高山「これは重症だねぇ。」
そこには私もいたわけだが彼女達はそれを忘れてたようで私への愚痴をこぼす。
深川「ほんとどーしたら仲良くなれるんだよー!」
永遠に無理。
衛藤「まぁ確かにそれは思うわー。」
思わなくていい。
西野「ウチらはこんなに仲良くなってあげたいのに!」
なんで上から目線なんだよ。
高山「まぁ仕方ないよ。今はまだ。」
いえこれからもです。
飛鳥「この前の七不思議の時はあんなに怯えてたくせに。」
怯えてないわ!
松村「そっか、ウチら忘れてたんや。
奏がアイドルアンチでウチらと仲良くなるつもりがないって…」
そう、私はあんた達と馴れ合うつもりはない。
全て家族のためなんだ。決して仲良くなるためじゃ…ない。
星野「ねぇねぇ、なんか幸村先生が集まって欲しいんだってさー!」
急遽呼び出しを告げられた私たち。
一体なんなんだろう。
幸村「全員揃ったわね。今日からちょうど1ヶ月後。卒業試験をします。」
卒業試験…
幸村「内容は基礎体力テスト、ダンスと歌などのパフォーマンス。細かいことは後日説明するわ。
そしてこれはなんも関係ないけど最終面談もするわ。」
最終面談か。なんかこれが幸村先生と最後みたいだな。
いや、まさかそんなことはないだろう。
そしてその日は解散することとなった。
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年3月18日 10時