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28話 ー七不思議 四・五 透明人間と神隠しー ページ29

飛鳥side

私たちは3つの七不思議を体験してしまい怖さも増幅し、最初に隠れてたロッカーに隠れることにした。

飛鳥「ここからは別々のロッカーに隠れよ。」

星野「え!なんで?」

飛鳥「近くにいて万が一があったらどっちかは逃げられるから」

星野「やだぁ!みなみ、飛鳥と一緒がいい!!」

飛鳥「ダメ!一緒に地獄に落とされるかもだよ」

私はなんとかみなみを納得させて別々のロッカーに隠れた。

話すことができないので携帯でやりとりをした。

飛鳥みなみ大丈夫?

みなみうん…

その時、急にドアが開く音がした。

飛鳥「(え!何!?)」

私は驚きつつ、声を出すことはしなかった。

「どこだ…?」

飛鳥「!?」

誰かが喋ってるはずなのに全く人の姿が見えない。

私は慌ててみなみにメッセージを送ろうとしたその時、私は携帯を落としてしまった。

その音に対して、

「誰だ!?」

と当然こちらに人がいるのがバレてしまい、私は本当に絶体絶命な状況に陥ってしまった。

「確かこの辺から…」

そいつは私が隠れてる列に来て、1つ1つのロッカーを開け始めた。

飛鳥「(どうしよ…このままだといつか開けられて…)」

私はどうにかこの状況を打破する作戦を考えるが透明人間は次第に私のいるロッカーへ近づいて来る。

飛鳥「(仕方ない。私のロッカーを開ける時、同時に飛び出して一気に逃げる。

今はそれしか思いつかない。私が飛び出せばみなみも隙を見つけて逃げ出せるはず!)」

私は自分のロッカーが開けられるのを固唾を飲んで待った。

そしていよいよ私のロッカーを開けようとした時、

ドンドンドン!

逆の方から飛んでもなく大きな音がした。

それはみなみが隠れていた方から。

星野「(飛鳥、今のうちに逃げて…)」

それはみなみが私を逃がすために打った作戦だった。

もちろんそいつはみなみの方へ逃げ私はロッカーから出て静かにドアまで近づく。

その時後ろから肩を叩かれた。

飛鳥「!!」

それはみなみだった。

星野「よかったー!」

飛鳥「みなみありがと!!」

私たちは無事に合流し、廊下へ逃げ出した。

飛鳥「ほんと、ありがと!あれがなかったら私…みなみ?」

私が後ろを再び見た時みなみの姿はなかった…

飛鳥「みなみー!!!」

七不思議 五 ‘‘神隠し’’

29話 ー七不思議 六 浮遊者とネタバレー→←27話 ー七不思議 弍・参 動くロッカーと異次元の鏡ー



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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年3月18日 10時

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