26話 ー七不思議 壱 花子さんー ページ27
飛鳥side
飛鳥「ねぇ、今日のアレ。もちろん準備したよね？」
星野「もちろん！飛鳥は？」
飛鳥「私もバッチリ！なら予定通りに！」
私たちはある計画を立てていた。
それは1週間前に遡る。
星野「ねぇー！飛鳥！」
飛鳥「うるさいなぁ。近くにいるんだから叫ばないでよ！」
その日は私の家でお泊まり会をしていた。
飛鳥「それでなに？」
星野「知ってた？あの教室七不思議あるんだって！」
飛鳥「七不思議？」
星野「うん。６つの心霊現象が起きるの！」
飛鳥「てか６つっておかしくない？普通７つでしょ。七不思議なんだから。」
星野「それが、7つ目を知ると地獄に落とされるらしいんだ。」
飛鳥「へぇー。面白そう。今度の日曜にやってみようよ。」
星野「えぇ。怖いよ。。。」
飛鳥「大丈夫だって！」
星野「わかったよ…」
飛鳥「それでその６つってなにがあるの？」
星野「んーとね…」
そして現在午後8時に戻る。
私たちは更衣室のロッカーで職員が帰る9時までここにいる。
星野「ねぇ、飛鳥きついよぉ。」
飛鳥「文句言わないの。」
星野「トイレ行きたい。」
飛鳥「えぇ、我慢できないの？？」
星野「むーりー！」
飛鳥「仕方ないな、なら行こうか…」
だがロッカーを出ると既に真夜中ぐらいの暗さだった。
飛鳥「あれ？まだ8時なのにこんな暗い…」
星野「ねぇ、あれ見て！」
みなみがさしたのは置き時計でその時刻は既に12時を回っていた。
飛鳥「なんで？？」
どうやら私の腕時計は壊れていたようで時間を勘違いしていた。
とりあえず私たちはトイレに行った。
だがそのトイレは…
飛鳥「ねぇここ、花子さんのいるトイレじゃない？」
そうそれは七不思議の１つ。
トイレの花子さん。
これは色々なところで別の話があるがうちのは夜中にトイレに行って用を済ませてると隣の個室からノックが聞こえる。
そのノックが4回聞こえた後に一言でも声を出すと地獄に連れてかれるらしい。
そしてみなみが、用をたし出ようとした時誰もいないはずなの隣の個室からノックが4回聞こえた。
飛鳥「(え。まさか本当に花子さん…？)」
私たちは慌てて携帯でやり取りをして同じタイミングで逃げ出した。
星野「やばいよ…」
飛鳥「本当に七不思議なんてあったんだ。」
星野「もう帰ろうよ。」
だがそれは叶わぬものだった。
何故なら外は大雨で帰れない。
飛鳥「無理だよ…」
私たちはこの空間で1日夜を明かすこととなった。
27話 ー七不思議 弍・参 動くロッカーと異次元の鏡ー→←25話 ージャージー
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作者名：乃木坂46御三家神 | 作成日時：2018年3月18日 10時
