25話 ージャージー ページ26
西野side
今日はめずらしく練習が早めに終わりウチらはミーティングが始まるまでまったり過ごしてた。
西野「奏なにしてるん?」
奏「宿題」
西野「えぇー。偉いねぇー!ここでも勉強やるやなんて!」
奏「こんなの当たり前じゃない。」
そこなまっちゅんがやって来た。
松村「お!かなるん偉いやんな!
ウチが分からないとことか教えてやろか?」
奏「別にあんたに教えてもらわなくても出来るし、まずその変なあだ名で呼ばないで!」
松村「ツンデレやなー。」
奏「私がいつデレデレしたんだよ。」
そんな話をしてると先生がやって来た。
幸村「はい。みんな集合ー。今日は先にあるものを配りますー!
このまえみんなの服のサイズ聞いたの覚えてる?」
そーいえばこの前マネージャーが1人1人に服のサイズ聞いてたっけ。
幸村「実はそれこれのためです!」
と言って先生が出したのは紫色で乃木坂46と書かれたジャージだった。
「おぉー!!」
みんなはもちろん興奮、1人を除いては。
奏「…」
西野「こんな時も奏は盛り上がんないんやな。」
奏「まぁ、興味ないからね。」
そしてそのジャージをそれぞれに配る。
幸村「今度からそれを着て練習とかしてね!」
そしてそのあとはみんなでミーティングをした後解散をした。
解散後、ウチは奏とレッスン室へ残った。
西野「今日はなにやる?」
奏「あんたの好きなやつでいいよ。
どうせ私は大して見ないから。」
彼女はいつも練習には付き合ってくれるけど大して見てはくれない。
その日も結局ウチが1人で振り付けの確認をしただけとなってしまった。
西野「なぁ、そのジャージ着なへんの?」
奏「別に着る必要はないから」
西野「それは言いすぎとちゃう?
先生がせっかくみんなを思って頼んでくれたんやで?」
奏「別にジャージなんてなんでもいいでしょ。」
西野「それはちゃう!
このジャージを着てればウチらは繋がってるんや。どこにいてもみんなと繋がれるんや…」
彼女は渋々納得したようで、気が向いたら着るとだけ言い残し帰ってしまった。
このジャージをいつか乃木坂の絆と呼べる日は来るのだろうか…
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年3月18日 10時