208話 ー新たな追っ手ー ページ10
奏side
なんとか敵の追っ手を交わしていくことに成功し、今は物陰に身を潜めている。
橋本「さっきの続きだけど、未那とは別に黒幕がいるって言ってたよね?それって一体…」
奏「うん、多分だけど私たちがこんなに楽に動けるのはおかしすぎる。
相手は記憶を操作できるのに。それなのにここまで深追いしないのはあっちに私たちの作戦が筒抜けだってことだからじゃないかな?」
でなければここまで私たちが動けはしないから。
橋本「でもなんで?」
奏「そーやって私に仲間を信じるとどうなるか思わせたいってことだと思う。
だからわざわざ記憶を操作したりしてるんだと思う。」
橋本「そっか…それで黒幕は誰?」
奏「あのみんなの記憶を操作したって時、橋本には何か声が聞こえたって言ってたよね?」
橋本「うん。」
奏「まずそこで橋本は白だと思った。
わざわざそうしてまで橋本が動いたりする必要が無いからね。
そうなると残すは3人。それぞれに怪しい点はあった。
飛鳥は敵地に乗り込もうと提示し続けたり、星野はいつもより冷静すぎている。堀もわざわざ私を敵地に乗り込ませた。
その中でも私が怪しいと思ったのは…誰!?」
私が話している時に少しずつ近寄ってきていた人がいた。
私たちは咄嗟に攻撃に転じようとした。だがその人物は意外な人だった。
白石「ななみん、見つけた。」
白石!?なんでここに!?
白石「みんなー!!」
そして白石の掛け声で他のメンバーもやってきた。
奏「みんな…」
橋本「どうする?囲まれたよ。」
松村「やっと見つけたで。白河 奏!」
奏「え?」
西野「あんたを探してたんや。」
橋本「まさかみんな思い出したの?」
桜井「そうよ、未那のおかげでね。あなたが…最低最悪の人物ってことは!!」
奏「は?どういうこと…?」
真夏「あなたが真冬を消したり、未那とななみんの親友を事故に見立てて殺したり、未那の記憶まで奪ったこと、それらを私たちの記憶から消したことだよ!」
一体何がどうなってる…んだ?
59人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2019年3月4日 14時