203話ーリセットー ページ5
奏side
未那がみんなの意識を飛ばしたことでこの空間には私たちしかいない。
橋本「あなたの目的は何?」
未那「それは…そこにいる白河 奏に成り代わって私がここに居座ることですよ。」
堀「なんでそんなことを」
未那「理由は簡単。私はあんたになりたかったんだよ。白河 奏!」
私に…どういうこと?
未那「お母様はなんでもすぐあんたと比べて…あの人に必要だったのは私じゃない。
あなただったんだ!!」
星野「だからお母さんが運営してる組織に入ってみんなの記憶を奪ったの?」
未那「そうさ。あんたらに効かなかったのは想定外だったけどね。」
飛鳥「今すぐ元に戻してよ!」
未那「それは無理だねー。これからまた記憶を書き換えるんだから…今度は二度と思い出せないくらいにして。」
そんな…
飛鳥「ふざけないで!」
未那「そんなこと言ってられるのはここまでよ?
あなたたちの記憶も書き換えてここで終わりにする!!」
「!!」
そんなことされれば…ほんとにみんな私を忘れてしまう…いやだ。そんなのはいやだ!
橋本「奏!?」
私の震えを橋本が止めに来た。
だがそれと同時に未那も頭を抑える。
未那「これは一体なんだ…頭が痛い。」
飛鳥「どうする!?このままじゃ!!」
堀「今のうちに逃げましょ!!このままじゃだめです!」
星野「でもどこに!?」
未那「フッ。そんなことはさせない。これで終わりだ!リセット!!」
未那はリセットのボタンを押した。
奏「みんな!?」
橋本「ヴッ…頭が痛い。」
橋本/飛鳥/星野/堀「うわぁー!!」
みんなは1度倒れてしまった。そしてすぐに起き上がった。
橋本「あなたは誰?」
奏「は、橋本?」
飛鳥「私たち何してたんだっけ?」
星野「さぁ?」
堀「わかんないです。」
未那「フッ。」
そんな…みんな私を忘れてしまったんだ。
だがみんなは思いもよらぬことを口にした。
橋本「ち、違う。これはほんとの記憶じゃない。」
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2019年3月4日 14時