220話 ー目覚めるー ページ23
未那side
奏「私たちは仲間だ!
だから…帰ってこい!天宮未那!!!」
帰ってこい…か。私の居場所はなかった。
「あなたはなんでこんなこともできないの!
あぁ…奏だったら…」
ずっとあの人の思い続ける人と比べられる人生。
そして初めて皆さんに会う時は
奏「ごめんね、私は白河 奏…
悪いけど自己紹介とかしてもらえるかな?」
未那「(この人が…奏さん)
はい、東京都都内出身の天宮 未那です。
よろしくお願いします!」
私の目に映る彼女は想像してた何倍も素敵な人だった。
それでもあの人の言うことは絶対。私はあの人と彼女との間で迷っていた。
未那「(これはあの人に逆らうわけじゃない。たまたま正体がバレて、目をつけられるだけ…)」
そう考え私は会えて彼女に自分の正体を明かすように迫った。
未那「白石さん。元気にしてますか?」
だがあの人は最初から私なんてあてにしてなかった。
未那「お母様!どういうことですか!!」
私はあくまでも奏さんたちを引きつけるための餌だった。
それどころか…
天音「これで貴方は彼女の代わりになれたということです。
あの子さえいなくなれば貴方が1番なのですよ?」
私はあの人の最悪の作戦を少しでも阻止するために二期のメンバーを助けに向かった。
未那「みんな…ごめん。今助ける。」
私はみんなをなんとか助け出したが…後ろから誰かに襲われて…こういう状況になった。
そんな私に今、奏さんは仲間と呼んでくれた。
私の全てを受け止めてくれると言った。
私は1歩前に足を踏み出す。
偽未那「お前はそれでいいのか?」
すると彼女が現れた。
偽未那「私はお前の悪の心を具現化したもの。つまり今までのことはお前がやった事でもある。
そう簡単に許して貰えるものでは無いし、ここの方が傷つかずにいられるのに。」
未那「確かに、そうかもしれない。
でもこれが私の起こしたことならその罪は私が背負わなきゃ行けない。傷なんていくらでも受けます。
本当に悪いのは自分の罪を見て見ぬふりすることだから!!」
偽未那「それが答えか…なら進みなさい。
これからはあなたの人生を。」
未那「うん…あなたにはひどいことされたけど、それでも感謝の気持ちがある。
あなたが悪役を演じてくれたおかげでみんなと正直な気持ちで繋がれる。
私にやり直す機会を与えてくれてありがとう。もう一人の…私。」
「うん、頑張れ。」
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2019年3月4日 14時