113話 ー時間ー ページ15
奏side
待機室を後にした私は発表ルームに向かう。
発表ルームに入ると机の上にメンバーの名前が書かれた札があり、そこには私の名前が書かれたものもあった。
私はそれを手にして中身を確認する。
奏「…」
私はそれをカメラに向かって見せる。
そこにははっきりと『選抜』と書かれていた。
奏「ありがとうございます。
いつも選んでもらっててこんなに幸せなことはありません。
このグループをより輝かせるように頑張ります。」
私は自分がその時思ったことを言い述べて合格者の部屋へと行く。
私はその部屋で一安心をすると同時にこの選抜発表への想いを募らせる。
今回の選抜発表は私にとって最後になるだろう。
だからこのシングルだけは絶対に選ばれたかった。
あいつらと魅せれる最期の課題曲だから。
その後生駒、松村、橋本達がやってきて選抜発表も終盤へと差し掛かる。
そして選抜発表が終わったがみんなが控室に戻る頃には既にみんなが気持ちを切り替えて次へと向かう姿があった。
もう1stシングルのように泣いてるだけのあいつらはもうどこにもいない。
みんながしっかり前を見て歩いていた。
そこへ差し入れとして飲み物が運ばれてきた。
桜井「わーいおいしそ!」
衛藤「いただきますー!」
みんなが飲み物を口にすると一気に悲鳴が上がる。
桜井「きゃー!」
そしてその飲み物を飲んだものはその場に倒れてしまう。
私や真夏、白石は運良く飲み物を口にしなかったため何もなかったが飲んだものはその場で苦しんでいた。
朔夜「これ。毒が含まれてる」
白石「毒!?」
朔夜「毒といっても軽いものだ。だが早く解毒剤を飲ませないと…」
真冬「これ!ここにメモが!」
奏「なに!…解毒剤はこの施設のどこかにある…」
そのメモを見た私たちは慌てて部屋を飛び出ようとした。
朔夜「待て!」
白石「なんですか!」
朔夜「こんなことをするやつらだ。何をするかわからない。
とりあえずみんなを安全な場所へ移動させてから探しに…って奏!!」
私はその制止も聞かず部屋を飛び出す。
こんなことをする人物は1人しかいない。
あの人ならまどろっこしいことはせず堂々としてるはず…だったら!!
奏「やっぱりここか…貴方は昔から本当に最低ですね。
こんなことしかしないなんて…かあ…白河 天音!!」
天音「…」
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乃木坂46御三家神(プロフ) - 白野☆飛華さん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年4月30日 22時) (レス) id: 6381b8a062 (このIDを非表示/違反報告)
白野☆飛華 - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2018年4月30日 16時) (レス) id: ef4579566d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年4月23日 1時