111話 ーオッドアイー ページ13
奏side
私のオッドアイの秘密を松村に話し、どうせろくな返事がこないことを期待していたが、それは崩された。
松村「そー?別にええんとちゃう?
てか普通にかっこええし」
いつぶりだろうか。オッドアイのことは朱音、そして橋本にも話していた。
だが2人とも初見では違和感を感じたりしていた。
最初からそんなことを言われたのはもしかしたら初めてかもしれない。
奏「かっこいいか…もしその言葉をもっと早くに聞けてたら私はこんな性格にもならなかったかもな」
松村「どういうことや?」
奏「簡単なことさ。私はよくこの目のことでバカにされた。
化け物だとイジメられたこともあった。
小さい頃はカラコンなんて認められなかったから毎日それが続いてな。
もしお前みたいなやつがもっと前に遭われてくれてれば私も少しはマシになれてたかもしれない。」
松村「何言ってるんや。今でも全然いいやん!
ウチらは今のあんたがいいんや。
まぁ多少の不満はあるかもしれへんけど、ウチはそんなあんたがいいんや。」
こいつにはいつも驚かされる。
普通はこんな言葉くさすぎて言えない。
奏「そうか。ありがとう」
松村「よくわからんけどどーいたしまして。
なぁ、話変わるけどさ、紅白ってどうしたらええんやろ。」
奏「ほんと急だな。まぁそれなりに知れ渡ればいいんじゃないか?」
松村「そうやな…」
奏「何悩んでんだ。出るに決まってるだろ。
来年こそは私たちがあのステージに立つ。
松村「うん、絶対やで!」
奏「あぁ」
私たちは新年の新たな約束を立てた。
だがその先に待っていたのは絶望からの始まりだということを誰も知らない。
あの悪夢のような、でも私の心を変えた最高の日。
この日はとても長い1日となり、それは乃木坂46史上最も重要な出来事となるが、当事者以外は知ることとのないものとなる。
だがこれは誰も忘れることはできないであろう
そう、私が…乃木坂46を去るこの日の出来事だけは…
全ては元日の朝にマネージャーから急遽スクールに来るように呼び出しを受けた、あの時から…いや本当はもっと前から始まっていたのかもしれない…
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乃木坂46御三家神(プロフ) - 白野☆飛華さん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年4月30日 22時) (レス) id: 6381b8a062 (このIDを非表示/違反報告)
白野☆飛華 - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2018年4月30日 16時) (レス) id: ef4579566d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃木坂46御三家神 | 作成日時:2018年4月23日 1時