急募:エボット山【ヒロアカ】【Undertale】 (ページ32)

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「…やあ紅白くん、私は大丈夫っすよ」
私は紅白くんに笑顔で話しかける。
できるだけ焦りを悟られないように、心配されないように。

「別に危害を加えられたわけでもないっすし、それより先生の方に行ったらどうっすか？あっちの方が大変そうっすし」
…それでいて、近寄られないように。

「……猫間、お前も戻るぞ。
ずっと緑谷が気にしてた。
『もう少し早く気づけてたら』って」

紅白くんはゆっくりこちらに近づく。

「あー、緑くんに大丈夫って言っといて紅白くん。
緑くんは悪くないっすよ！
私も後から行くんで、先に行っててほしいっす」
できるだけ明るく、いつもと変わらないように振る舞う。

「……猫間、なんか無理してないか？」
一歩近づく紅白くん。

硬直する体。
背筋を伝う冷や汗。
＿戸惑うな。悟られるな。

「やだなぁ紅白くん、何もないっすよ？
…だからほら、先に行っててっす」
…だめっす、近寄らないで。
一歩下がる私。

「なんでそんなに行ってろって言うんだ？」
…一歩近づく。

「私の方は大したことないからっすよ」
…一歩下がる。

じわじわと距離を詰められ、

「やっぱり何か隠してるんじゃないか？
…何があった？」
＿＿腕を掴まれた。

.

.

＿＿ははっ、つーかまーえた。

「…っ!?が、」
「…………!!」

瞬間、紅白くんの体は縛り上げられ、宙に浮いていた。
縛る"それ"を辿ると、馬鹿にしたような表情で彼を見上げるFloweyが。

「ばかだね、Aの言う通りにしてたらこんなことにならなかったのにさ。

＿＿さあA、彼で試そうか。
君がどうしたいか、どっちにつくか！
早く答えを出さなきゃこいつは……分かるだろ？」

……ああ、最悪だ。

✽You called for help.

…

✽…But nobody came.

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