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あの虫VS二年生 ページ16

「でねー!」


寝る前に部屋で電話をしているとあの気配を感じて口が止まる。
電話越しに心配する声が聞こえたが今はそれよりもカサカサカサカサと言う音で頭をいっぱいにさせた。


「いる…っーー!!うわああぁ!!」

気候が良く窓を開けて風邪を感じていると、風邪とともに部屋にあの害虫が入ってくるのが見え持っていたケータイを落とし悲鳴を上げた。

「Aどうした!?」
 

悲鳴に驚き隣の部屋から禅院は呪霊でも襲ってきたかと愛用の槍を持って部屋に入ってきた。

「まぎちゃぁぁんん!!」

コアラの様に禅院にしがみ付き震える声であいつの存在を話すよりも、この部屋から出る事を先にと玄関を見ると…


「ひっいっっ!!」

扉の前にいつのまにかあの虫は移動しており顔を青ざめると、禅院はその視界の方を見て顔色を真っ青にして怒鳴る。


「ゴキっっっ!!!お前の部屋はどうなってんだよ!!」
「今さっき窓から入ってきたんだよ!!真希ちゃんその槍で殺してよ!!」
「あんなん切った退治した槍触れるかよ!!」
「あれぐらい気持ち悪い呪霊倒してんじゃん!」
「だったらテメェが殺せ!」
「無理だよ!!あああぁぁまぎじゃゃんんん!!」

カサカサカサカサと何故か隠れることなくこちらへ向かってくるアイツに2人は顔を真っ青にさせて隅へと逃げる。


「と、とりあえず窓から外に逃げんぞ!!」
「うん!」

2階の窓から飛び降りおりる禅院の後にAも窓に手をかけた時声をかけられる。


「高菜!?」

窓を開けていたため悲鳴が男子寮まで聞こえていて壁を登って狗巻が様子を見に来たのだった。


「た、助けて棘!!アイツが!!アイツが!!」


部屋を指差してあの虫のことを知らせ腕にしが貢いで後ろに隠れる。


「しゃ、しゃけっ…」


今めちゃめちゃ頼りにされてると狗巻は感動しながらも何にAが指をさしているのか目を向ける。

「おかっ…」

虫を見た瞬間狗巻は言葉を失う。
正直言って苦方だがAのためならやるしかないと覚悟を決めた時玄関の窓が空いた。


「Aさん大丈夫ですか!?」

先ほどまで電話していた伏黒が悲鳴の後通話が切れた事に心配して部屋に伺ったが、ドアを開けて衝撃に虫は驚いて翼を広げてAと狗巻に飛んでいく。



「ぎゃあああああ!!」
『潰れっーー』


咄嗟の事に潰れろとゴキブリに向かって呪言を放とうとする狗巻の口を咄嗟に塞ぐ。

「私の部屋で死骸をばら撒かないで!!」

2→←3逞しい女達〜



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クリーム(プロフ) - Awさん» ありがとうございます!最新遅くてすみません汗 (2020年12月16日 23時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
Aw - 面白かったです!!投稿楽しみです! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 05318d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます( ; ; ) (2020年12月6日 9時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い続きが気になる (2020年11月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2020年11月19日 18時

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