日常 短編小説《呪術廻戦》

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禅院

「お前いつ会ってもいい匂いするな髪か？」
「えっ、そ、そうなんですか…？」
「今日はなんか違う気がするけど、隣歩いてると気分いいわ。うちは男ばっかで嫌になる」


パンダと狗巻に文句ありげに見る禅院に2人はむすっとした顔でこっちを見ていた。



パンダ

「俺には嗅覚は無い」

(^^)おふっ…


狗巻

「高菜？高菜？」
「えっ…か、髪？」
「しゃけしゃけ」


珍しく興奮気味に話す狗巻に、まだ完全に狗巻語を理解していないAは指を指される髪を触るとウンウンと頷く。

「あっ…シャンプー変えました」
「ツナマヨ！」
「ありがとうございます」


一番好きな具を言われたと言うことは褒められていると思いお礼を言うと手招きされる。

「な、なんですか」


近くまで行くと少し狗巻はしゃがんで耳元で「好き」と言われ驚いて顔を真っ赤にして離れると、「シャンプーが」と言う様に自分の髪を指差して意地悪に笑う。


「ま、紛らわしい言い方やめて下さい驚きました」
「しゃけしゃけ」


からかって楽しむ狗巻にムッとしていると「照れてるところも可愛い」と言ってまた笑みを浮かべた。



乙骨、同い年


「なんかお花のいい匂いだね」
「フラワーブーケって言うお試しシャンプー使ったからかな？」
「そんなのあるんだ、あっうん、それだ。髪からするいい匂い、癒されるよ」

2人で花の香りに包まれほのぼのと匂いに癒されてると

「うーんでもなんだろ…」
「うん？」
「新鮮だからかな…落ち着かない違う人といるみたいで」

褒めておいて申し訳なさそうに乙骨はそう言った。

「明日からはいつもと変わらないよ」
「良かった？って言ったらいいのかわかんないけど…その方が安心するからありがたいデス」

「なんで敬語笑」
「いや、僕が決めていいことじゃ無いなと思って」

へらへらと笑いながらみんなのところに何事もなかったかの様に戻る2人であった。

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