神崎さんの幼馴染は暗く悲しく残酷な過去を持つ最強弁護士でした。

one_hundred__thirty_eight ページ19

色々書きたいことがあるので、
結構飛ばします。
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My father side＿＿＿＿＿Tisame side




時雨が我が家に来て、約３年経った。

その間に、沢山のことを知った。
好きな物、嫌いな物、
とにかく沢山沢山。

その中でも最も驚いたのは、時雨の誕生日。
時雨は、自分の誕生日を知らなかった。
いや、教えてもらえなかったと言うべきだろうか。
前の親は、時雨の誕生日を教えなかったと言う。

だから、時雨が初めて家に来た、あの日。
２月４日を時雨の誕生日にした。

誕生日を決めた日、
時雨は、氷雨と五月雨と一緒になって、
大騒ぎをした。

控えめで、何もかもを恐れていた以前の時雨からでは、考えられない光景だった。

…………そんなことは、さておき。
今日は、時雨の小学校の入学式。


氷雨「大丈夫だからさー、行こうぜ。小学校。」


「嫌だ。」


五月雨「怖くないからさ！行こうよ！」


「嫌だ。」


時雨は、昨日からこんな感じ。
それもそのはず。時雨は、必要最低以外、我が家から出ることはない上、過去にあったことから、人が信じられなくなっているため、誰も知らない人がいる場所に行くことは、何よりも恐ろしいことなのだろう。


恋「時間よー！行くわよー！」


そう言って、着飾った我が妻、恋時が玄関を出る。
それに続いて、氷雨、五月雨が家を出た。

相変わらず、部屋の隅でうずくまっている時雨。
隣には、真新しいオレンジ色のランドセルが。
きっと行きなくないのではないのだろう。
ただ恐ろしいだけなのだろう。

そんな時雨に近寄って、時雨を持ち上げる。


「父さん？！」


千「行くぞ〜。」


ジタバタと暴れる時雨。
しばらくすると、諦めたのか、抵抗しなくなってくる。


恋「２人とも、カメラの準備は、ＯＫ？！」←


氷雨,五月雨「おう！！」←


恋「目標は、５００枚！いろんな時雨の表情を撮るわよ！」←


氷雨,五月雨「おう！！」←



…………。

以前から、時雨ＬＯＶＥだった３人。

とうとう、マトモじゃなくなったな(白目)←

作者より（必読）、制作秘話→←one_hundred__thirty_seven

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