個性「魔法」はシンプルにチート① (ページ46)

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☆

保健室にて

眠っていた轟は目を覚ました

隣には、お菓子を食べるAがいた

『あ、起きたね

　さっき、リカバリーガールからお菓子もらったんだ

　轟も食べよ』

轟はぽかーんとした顔で

チョコレートを受け取った

轟「…？
　俺、負けたのか」

『そうだね

　私もほぼ瀕死だったけど』

轟「お前、死にかけだったのか…！？！？」

『比喩だよ？？？』

『私が保健室にいるのは、轟に質問したくて』

轟「…」

『実は、もうキャパオーバーが近いんだ

　決勝戦で使える魔法なんて…２、３個程度でさ

　最終的に、近接戦闘になると思うんだけど

　私って近接戦闘だと、何分で倒される？？』

轟「…近接戦闘かつ魔法無しだと、２分もねぇと思う」

『…やっぱり、そうだよね

　ありがとう』

　
暫くの間の沈黙

轟はこちらを見て、言った

轟「…きかないのか、炎のこと」

『…まぁ、轟の気持ちを尊重したいから

　結果的に、轟がプラス方向にいってるから、

　無理して聞き出しはしないよ』

轟「…そうか」

ついに決勝戦

ﾏｲｸ「さぁさぁ、いよいよ決勝戦！！！

　雄英１年の頂点がここで決まる！！！

　クレイジー爆発ボーイ！！
　爆豪勝己！！！

　 VS

　オールマイティ魔女！！
　魔宝A！！！」

爆「お前、本気でやれよ」

『しなない程度には』

爆「しんでもやれ！！！」

『ええ…』

ﾏｲｸ「スタート！！！」

　

先手必勝のごとく

爆豪はAに向かって爆発

『近接は負ける…

　やっぱり遠距離から攻撃がベスト

　でも使える魔法は限られてる…』

爆「早く攻撃してこいや！！！！

　負けてぇのか！！！」

『…【ホーリー・レーザー】！』

しかし爆豪はそれを避け

爆発でこちらに飛んできた

爆「ナメっ…てんのか、バカ！！！！」

ＢＯＯＯＭ！！！

爆発はAに直撃し、

場外に吹っ飛んでいった