個性「魔法」はシンプルにチート① (ページ17)

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☆

目を開けると…

そこは上空５０ｍでした！！！！！！

『うわぁ、テレポートさせられてる』

　

空中で箒に跨り、下の様子を見る

土砂が一杯広がっていて

ヴィランっぽい人がうじゃうじゃ

(いや、ヴィランっぽいだけで

　本当はヴィランじゃないんじゃ…

　もしかしたらスタッフさんかもしれない！！)

一応確認のため、下降してみると

ｳﾞｨﾗﾝ「おい！上にいるぞ！！！！」
ｳﾞｨﾗﾝ「降りてこいクソガキ！！！！！」

ｳﾞｨﾗﾝ「ヒーローなのに卑怯だぞ！！！
　ヴィランには人権ねぇのか！！！！！！」

『めちゃくちゃヴィランやん
　紛う事なきヴィランやん』

(倒すしかないよね〜…これ)

しょうがなく、私は詠唱する

『【スリープ】』

ｳﾞｨﾗﾝ「はっ…！？何で周りが倒れっ…zzzZZZZZZZZ」
ｳﾞｨﾗﾝ「くそっ、眠けに耐えられ…zzZZZZ」

全員のヴィランが眠った後

『【プラント・グロー(根よ、成長せよ)】』

身体を拘束して、逃げ出せないようにしておく

『ここらのヴィランは倒したし

　相澤先生の元に行くか〜』

しばらく箒で飛んでいると

尋問をしている轟を見つけた

彼は気づいていないようだが

後ろから銃を撃とうとしている奴がいる

『【ウィンドカッター】』

ｳﾞｨﾗﾝ「っクソ！！！」

手から銃を落とすことが出来たようだ

轟も、ヴィランの声に気づき

ヴィランを凍らせていた

轟「魔宝…邪魔をするな」

　

(失礼だなこいつ)

『邪魔じゃなくて、助けたつもりだよ

　ところで、尋問から良い情報は出てきた？』

轟「お前には言う必要が無い」

『うーん、そっか…
(仲違いのタイミング弁えろ！！！！！)

　じゃあ、私は先に行ってるよ』

(顔は良いのにもったいない性格

　こんなんじゃヒーローの人気でなさそ…)

轟「…待て」

『ん？

　(また何か言う気？？)』

轟「さっきの…助かった」

　

(えっ…

　こいつ、素直になれるんだ…)

『…ふふん、どういたしまして♪』