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第十三話 ページ13

今日の授業が終わり、私は大学を出た



『全然集中出来なかった……』



頭に浮かんでくるのは中也さん、他の事を考えようとしても中也さん



あれ、教授の顔が中也さんに見える……←



『あー!もうやだ!』


さっさと帰って寝よう



すると、何処からか銃声らしきものが聞こえてきた



私は思わず耳を塞いだ



『これだからヨコハマは……』



マフィアに武装探偵社に、異能力に



ヨコハマの大学を受けると言った時、両親が必死になって止めてきた理由が最近分かってきた



そりゃこんな物騒な街に自分の子供を住まわせるなんて嫌に決まってる



……私はそれを振り切って来たんだけど



やっぱり少し不便でも、地元の大学にすればよかったかな……




すると、路地の方から声が聞こえてきた



「血痕を残すなよ。此処で取引してたのをバレる訳にゃいかねェからよ」



聞き慣れた声だった


私は恐る恐る路地を覗き込んだ



そこには銃を持った黒服の人達と、それを従える帽子を被った人物がいた



目立つ髪色に聞き慣れた声



中也さんだ……



(これ、マフィアだよね……なんで)



あんなに優しいあの人がマフィアなんかに……



すると、中也さんはポケットからスマホを取り出して、電話をかけ始めた



そして、私の鞄から軽やかな音が鳴り始めた



(嘘でしょなんで今……!?)



否、もしかしたら今までの電話もこんな風に人をぶっ飛ばした後だったのかもしれない

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さよる(プロフ) - うらミさん» ありがとうございます!中也はだざむに取られそうになったときちゃんと慌ててそうだなって思いまして…… (2022年7月6日 17時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)
うらミ - うう……好きすぎました………ちゅやが焦りながらもちゃんと恋してるの可愛くて…………!!!これからも作品の更新頑張って下さい!! (2022年7月6日 17時) (レス) id: ca3ffcc902 (このIDを非表示/違反報告)
さよる(プロフ) - 村人Cさん» コメありがとうございます!本当はもうちょっと取り合いみたいにしたかったんですよぉぉぉぉ!! (2022年6月23日 17時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 太宰さんキューーピッドぢゃーーーーん←ハイテンション (2022年6月23日 7時) (レス) @page30 id: 20e5415ecf (このIDを非表示/違反報告)
さよる(プロフ) - 美菜海さん» コメントありがとうございます!ですよね!?愛してるって打つだけでもうしんどいんですよwキスとか絶対書けないwww (2022年6月22日 21時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さよる | 作成日時:2022年5月18日 17時

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