出会い ページ12
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時は15年前に遡り───────……
「白い町」フレバンス王国。
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真っ白な景色が夏の強い日差しを反射して、
キラキラと輝いている。
澄み渡った青空の下。
町の小さな教会の前には、
沢山の子供達が集まっていた。
「きゃあああっ！！」
「うわっ！！ロー！！何だよそれ！！」
ロー「…何って、カエルだよ。」
「死んでるよ〜？！」
「きったねー！！」
ロー「…うるさいな。いいだろ、別に。」
帽子を被った少年…ローの持っているカエルの死体を見て、子供達が騒ぎ始める。
その様子を微笑ましく見守っていたシスターが、
子供達を静かにさせた。
シスター「はいはい。みなさん、静かに。今日は新しいお友達が来ていますよ。」
「でも、シスター！！ローが死んだカエル持ってる！！」
シスター「まあ、ロー君。後でちゃんとお墓を作ってあげるのよ？」
ロー「…わかったよ、シスター。」
シスター「はい、それじゃあ紹介するわね。……おいで？A君。」
シスターが名前を呼ぶと、木の後ろから、
綺麗なクリーム色の髪色の少年が姿を現した。
しかし、背が低くまつ毛も長いため、容姿は可愛らしい少女の様に見える。
貴「わ…僕は、フロースティン・Aです。家は農家で……」
「…Aー？？何か、女みたいだな！！」
貴「…え？？」
「確かに！！それ、俺も思った！！」
貴「……あははっ、よく言われるんだ、それ。」
ロー「……。」
子供達の言葉に、Aは笑ってそう答えたが、その後にAの表情が少し沈んだのを、ローは見てしまった。
…無邪気な言葉でも、
知らない内に人を傷つける。
「ロー！！ローもこっちにおいでよ！！」
「みんなで遊ぼうぜ！！」
ロー「…ああ。」
輪になってAを囲んでいる子供達の所へ、ローは歩み寄った。
輪の隙間から見えたAは、みんなから質問攻めを受けている。
その顔は少し困っている様にも見えた。
"…迷惑なら、そう言えばいいのに"
と、内心思いながらも、ローはAと子供達の会話に耳を傾けていた。
シスター「みなさん、これから仲良くしてあげて下さいね。」
「「はーい！！」」
笑顔のシスターの言葉に、
子供達の元気な返事が、白い町に響き渡った。
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桃千代(プロフ) - 三暁 那保さん» いえいえ！こちらこそ有難うございます！これからも頑張って下さい！！ (2016年10月12日 23時) (
レス) id: c288c3816e (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 桃千代さん» ありがとうございます！ 近いうちに、こちらでも公開しますね。素敵なイラスト、本当にありがとうございました！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
桃千代(プロフ) - 喜んで頂けて本当に嬉しいです！イラスト公開して大丈夫です。有り難うございます！！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 688e39c415 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - イラスト、どうもありがとうございます！ すごい！ 早い！ そして綺麗です！ なんかカッコいいですね！ とても嬉しいです！ ありがとうございます！ こちらのイラスト、私の方でも公開したいのですが、よろしいでしょうか？ (2016年10月12日 21時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
桃千代(プロフ) - angel~天使~さん» コメント有難うございます！そんな風に言って頂けるなんて、本当に嬉しいです。更新遅くて本当に申し訳ありません。これから頑張りますね！ (2016年10月8日 13時) (レス) id: c288c3816e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃千代 | 作成日時：2016年5月25日 1時
