えぇ…まさかの君だったのね。 ページ7
扉を開けると、金髪の赤い目をした男が私を待っていたかの様にこちらを見ながら椅子に座っている。
夜「やぁ…。グルッペン。5年ぶりかな？」
そう…俺が言うと、金髪の男…もといこの国の総統、グルッペン・フューラーは俺に微笑んでみせた。
グ「あぁ…そうだな。ゼロ。」
低いバリトンボイスのグルッペンの声は何処か懐かしい声だ。しかし、その声も良いと思う自分がそこに居る。
しばらく、お互いを見ているとグルッペンの方から口を開けた。
グ「………依頼の方で、此方の国に来たんだろう？」
わぁー(棒)…総統は凄いね。……って当たり前か。こんだけ兵士が眠らされてるんだから。
夜「……そうだよ。何で知ってるかは深く追求しないけどね。」
そういうと、グルッペンはくすくすと笑い始めた。……何だよ、気持ち悪いなぁ。
グ「…ふふっ…もう9時だが、依頼報告は良いのか？」
夜「あぁ…そうだ。しなきゃ………って………えっ？……」
何でグルッペンが依頼報告の時間を知ってるんだ？
考えられるのは…依頼人がグルッペン…って事のみなんだけど。
グ「ゼロ…いや、今は夜か。夜は薄々気付いてると思うゾ。」
っあ…！！語尾のその発音……。
グルッペン特有の発音の仕方…。
っち…くっそ…やられた。
昔から、心理戦とかはグルッペンには敵わなかった。
夜「依頼人…お前…いや、グルッペンだったのか。」
グ「あぁ…いかにも。」
満足そうにグルッペンは答える。
うっわ〜。その顔くっそむかつく。
夜「んで、ここまでして結局何が目的何ですかね？グルッペンさんは。」
そう…彼に問うと、予想外の発言が飛んできた。
グ「……ゼロ。もう一度、俺の幹部になれ。」
…………っはぁ………。
んまぁね…。良いでしょう。この殺,し屋生活飽きてたし。グルッペンの幹部だった時もそこそこに…いや、結構楽しかったし。
グ「因みに、総統命令な。」
……今のでふいんきとやらをぶち壊したね。グルッペン。
ふふっ…。でも良いや。グルッペンになら、一生忠誠とやらを捧げても悪くは無いかな。
ゼ「………総統のお望みのままに。」
ゼ「___ハイル・グルッペン＿＿＿＿」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こゆきち。(プロフ) - 指摘ありがとうございます〜！！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 768478a1b8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ - 24ページのゾムの台詞なんですが、ouではなくohですよ。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: a10fbf06ab (このIDを非表示/違反報告)
ガト/核兎(プロフ) - ぺんぺけさん» りょーかい〜。(というかもう貼ってるゾ〜。)(作ってたけどURL貼り忘れてた阿呆) (2018年6月19日 22時) (レス) id: 538390e5ce (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - すまねえ、ちゃっとるーむで実我の作ってくれ…。僕作れんのよ()できればリンクを3751に貼ってくれれば嬉しい… (2018年6月19日 18時) (レス) id: eb0d4842f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - おけい (2018年6月18日 22時) (レス) id: eb0d4842f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガト/核兎 | 作成日時：2018年1月9日 23時
