出張番外編:僕の黒いマフラー。 ページ46
ゼロ,side
コ「なぁ、ゼロ。そのマフラーって誰に貰ったん？やけに大事そうに巻いてるけど。」
マフラーの巻き直しをしていると、側にいたコネシマくんが首を傾けながらそう話しかけてきた。
ゼ「あぁ、これ？これはグルッペンに貰ったんだよ。あの時は何故か顔が真っ赤だったけどね〜。」
ケラケラと軽く笑いながら僕は言葉を返す。
実際、何で顔が真っ赤だったのかはあんまり分かんなかったんだけど。
コ「ほぉ〜。グル氏に貰ったんか…グル氏も中々やるなぁ……。」
グルッペンに感嘆している、…今のコネシマがそんな風に見えて。
しかし、それに疑問を覚える。
ゼ「…？何でグルッペンがやるなぁ…ってなるの？ただマフラーをくれたグルッペンが。」
頭上に?マークを出しながらコネシマくんに問う。
別にグルッペンの立場からすると、ただ僕にマフラーをあげただけじゃん、と思ってて。
すると、コネシマくんはニヤニヤとした笑みで僕を見つめる。
なんだろ…コネシマくんにニヤニヤされるとムカつくなぁ…。
コ「……な、ゼロ。マフラーの意味って知ってるか？」
ゼ「…？いや、知らないけど…。」
コネシマくんは更に言葉を続ける。
コ「マフラーの意味は、……確か、『束縛』って意味や。…もしかしたら、グルッペンはゼロを束縛…いや、自分の恋人にして、ずっと二人で一緒に居たかったんかもな。……愛故に、な。」
コネシマ君の真面目な言葉に、顔を赤く染めて。
グルッペンは、そんな気持ちを込めていたから、顔を真っ赤に染め上げて居たのだと知ると、嬉しくなってしまい。
ゼ「…そっか…そうなんだね……。ありがとう、コネシマくん！マフラーの意味、教えてくれて。」
ニカッと嬉しそうに笑いながら、コネシマくんに言う。
するとコネシマくんは、「…どーいたしましてやな！………ﾊｯ、仕事やらへんと…またトン氏にしばかれる…！じゃ、またな〜！！」
手を振りながら、自分の部屋へと走っていくコネシマくんに、此方も手をひらひらと振って。
ゼ「…マフラーくれて…ありがと、グルッペン…………__________。」
僕は、誰も居ない空間でぽつり、と言葉を漏らす。
___ずっと、大好きだよ。__
___俺も…大好きだゾ。_______
_______金髪の彼を除いては、その空間にはゼロ以外、誰も居なかった。____
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こゆきち。(プロフ) - 指摘ありがとうございます〜！！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 768478a1b8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ - 24ページのゾムの台詞なんですが、ouではなくohですよ。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: a10fbf06ab (このIDを非表示/違反報告)
ガト/核兎(プロフ) - ぺんぺけさん» りょーかい〜。(というかもう貼ってるゾ〜。)(作ってたけどURL貼り忘れてた阿呆) (2018年6月19日 22時) (レス) id: 538390e5ce (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - すまねえ、ちゃっとるーむで実我の作ってくれ…。僕作れんのよ()できればリンクを3751に貼ってくれれば嬉しい… (2018年6月19日 18時) (レス) id: eb0d4842f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - おけい (2018年6月18日 22時) (レス) id: eb0d4842f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガト/核兎 | 作成日時：2018年1月9日 23時
