不幸と幸運〜大国シン〜 ページ13
リン「皇子っても２０人以上いるしナ」
ランファン「正式には皇子２９人、皇女１９人でス」
レン「シンは５０からの民族によって構成される多民族国家で、その各民族の首長の娘ガ、皇帝の妾として召し上げられテ、皇帝の子を産む。私たちの母は、ヤオ族代表として皇帝に嫁ぎ、私たちを産んだ。はっきり言って２年たってからもう一人産むとは考えてなかったが。」
リン＜よっぽどだよな・・・。＞
レン＜ま、母さんは美人だし聡明でできる女だし？＞
レン「・・・コホン。私は皇帝の第十子、リンは皇帝の第十二子にあたる。十分に王座を狙える位置にいる。一族では位も決まっていてうちは割と上の位の一族。今はざっと５０万人いるかなぁ。」
リン「逆に最下層の一族といえばチャン族かな。今皇女がいるらしいけど。」
ウィンリィ「じゅ・・・。」
アル「相続権とかどうなの？」
リン「そレ。今一番直面している問題。皇帝の体調がかなり悪くてね・・・どの一族も取り入ろうと躍起になってル。」
レン「あんの老いぼれジジイがぁ、簡単に玉座を受けわたすたぁ思えねぇけどなァ。」
アル「キャラ変わってる・・・。」
リン「姉ちゃんは皇帝が、というか身分制度が嫌いだからナ。」
リン(老いぼれジジイ・・・。)
レン「私たちはヤオ族５０万人の命運を背負ってこの国に来タ。今の皇帝は先が長くないからナ。あくまで『不老不死の法らしきもの』を持ち帰って一時的に喜ばせてやればいイ。生きてるうちに私達の一族の地位を少しでも引き上げてもらウ。あとは自分で玉座をぶんどル。」
リン「俺たちは賢者の石に関する少ない記述を頼りにここに来タ。そして君の身体の秘密を知っタ。『鉄の体に魂の定着』・・・滅びる肉体の無い君は不老不死に一番近イ。」
その通り。
何としてでもヤオ族の地位を引き上げ、玉座を奪わなければならない。
姉弟そろってどちらもその器量、力もあると自負しているし・・・。
レン(・・・この悲願がかなわなければ、『今までの全て』が無駄になる。)
今までの、辛く苦すぎる過去を思い出し、唇をかんだ。
アル「・・・ハハハハ！無駄だよ。この体――――――時限爆弾付きだから。」
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アギト - 良いですね。検索しやすいです。 (2019年9月9日 22時) (
レス) id: dcb956058b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - アギトさん» 星猫のミリアをしました！ (2019年9月9日 19時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
アギト - 作者名を凝ったものにすると作者検索で自分の作品だけ出てきますよ。探しやすいですそのほうが。(*^^) (2019年9月8日 19時) (レス) id: 8f6f990bbb (このIDを非表示/違反報告)
アギト - ブックマークに登録しました。 (2019年9月8日 19時) (レス) id: 8f6f990bbb (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 出来ました！タイトルは人間な少女と機械で大切な人【鋼の錬金術師×トランスフォーマー】です！短編集ですよ！ (2019年9月7日 20時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アギト | 作成日時：2019年9月6日 18時
