【鬼滅の刃】変化なんてありゃしない【東京喰種】

47 ページ47

服を奪い、てきとーに身形を整え仲間であろう隠と背に書かれた服を着た集団の中に紛れる


「あちら生存者はいなかったよ。手伝えることは何かあるかな？」

「あぁ？やる事なら両手から溢れるほどあるわ！ほら！！動いて動いて！！そこらの未治療患者に薬打っといて、終わったらじゃんじゃん運んで！」

「了解」

との事なので手始めに、蜘蛛鬼くんのせいでこんな異形に成り果てたであろう半人半蜘蛛さんらに薬を打ち込んでいく

「ほいっと、はやく治るといいね」



「伝令！！！伝令！！鬼ヲ連レタ隊士竈門炭治郎。及ビ妹竈門禰豆子ノ両名を拘束セヨ！！！ソノ特徴ハ日ノ描カレタ耳飾リ！！毛先ノ赤イ髪！！！カァ！！！拘束セヨ！！！！」

耳に劈く鴉の声、バタバタと慌ただしくなる後処理部隊たち


「ここはやっておくから、君達は鴉の伝令に従った方が効率的だと思うな。怪我人を放置しておく訳にもいかないだろう？」

「そうですね、お任せします。それでは」

後処理部隊の半数程は竈門炭治郎(おそらく赤髪くんのことだろう)とその妹の捕縛へ向かった



人が少なくなったのでこちらとしては行動がしやすくなってラッキーだ

にしたって、蜘蛛になった人を元の姿へ戻していく薬か…

少しくらい抜き取ってもバレないだろう

勿論不信だとは思われないように作業をしながら、少量ずつ薬を回収していった

48→←46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す