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「やあA。調子はどう?」
「はっ!?ここどこだよ童磨!!てかなんで小脇に抱えられてるのさ!」
さっき家に戻ったはずだったんだけどな…
見渡すと上下左右ありとあらゆる方角に部屋のようなものがある場所だ
「あの御方に呼ばれちゃったからね。連れて来いって」
「あの御方…?」
まだ訳の分からないまとまりのついていない頭をなんとか働かせ、状況判断をしようとした
「ようこそ、ここは無限城。私は鬼舞辻無惨。君のことは童磨から聞いたよ。喰種って言うんだろう?…鬼の様な強靱な肉体に、日光をもろともしないその体。私が完璧に近づく為には君のことを調べさせて欲しい」
「完璧…?鬼舞辻サンが求める完璧が何かは知らないけど、童磨達を従えているあたり、鬼の1番お偉いさんってことでいいんかな。残念だけど、喰種は日には何ともないけど頭が飛んだら普通に死ぬぜ?」
「私の不死性と君の日をもろともしない身体の作り。それを合わせれば私は日を克服した完璧な存在となる…!だから協力を願いたい」
この人は何を言ってるんだ?鬼は日が弱点と聞いていたが、この人もやはりその様だ。それを克服するために俺の身体を調べさせてほしい…???
「協力したとして、俺に利点はあるのか」
「勿論。君には安定した食料の供給と金や寝床の手配等…君にとっても損は無いはずだが?」
確かに損は無い…しかし、今の現状でやっていけているのもまた事実だが、周りを童磨以外の恐らく鬼舞辻サンの配下であろう鬼に囲われているし、この空間から逃げ出す術もない
「因みに断ったら?」
「君も私の配下となってもらおうか。此方としてもその方が君の身体を調べやすい」
「鬼の血が俺に効果があるのかは知れないが、世間体的には俺も鬼と同じ扱いだ。鬼殺隊にバレれば俺も追われる。だったら鬼舞辻サンに協力して、居場所を確立してもらった方が安全だな」
「その答えを君ならくれると思っていたよ」
俺の元いた場所とは違いクインケが無いので殺される心配はあまりないが、安全な場所を確保出来るのは此方としてもありがたい
利害の一致というやつだ
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25 - 一気に読ませて頂きました!とても面白いです。続編おめでとうございます! (2019年12月9日 17時) (レス) id: 8a05a5b115 (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 続きいきましたけどまだ形作っただけなので少々お待ちを (2019年12月5日 16時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - またちまちま更新していきたいと思います (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 本誌がやべぇ。 (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます!更新また再開しましたのでよろしくお願い致します (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わす | 作成日時:2019年8月22日 15時