縺れて絡まって ページ43
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JK「なんで泣いてるんですか」
『…感動してるの』
JK「ほんとにそれだけですか?」
会場を後にする人混みを人ごとのように見つめながら余韻に浸る
ライブに来ていたらしいナムさんに、タクシーに一緒に乗るから待っててとさっき連絡がきた
余韻から抜け出せなくて、ここ最近の感情が全部流れ出てしまいそう
JK「ヌナ?」
『…』
JK「俺はヌナに救われてます。何かあるなら話してください。俺にとってヌナは…」
ガードレールに座っている私の前に立つジョングクは見たことのない顔をしていた
心臓の音がいつの間にか大きくなってジョングクにも聞こえてるんじゃないかと心配になる
続く言葉がなんとなく分かってしまって
心が潰れそうなくらい痛くなる
やめて。ジョングクまでそんなこと言わないで
JK「大切な家族ですから」
ぎゅっと目をつぶった私を思ったより大きい掌が優しく撫でる
はっとして目を開ければ、ジョングクは私よりもずっと痛そうな顔で笑った
私の気持ちが伝わってしまって、ジョングクはあえて言わなかったのだろうか
本心は分からないけど、今の私には文面通り受け取る以外はできなかった
『ありがと、私もジョングクにいつも助けられてるよ』
JK「はい、だからもう泣かないで」
微笑むジョングクを今すぐ抱きしめてあげられなくて、ごめん
涙は増すばかりだった
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ナムさんが来て私たちは何もなかったかのように一緒にタクシーに乗り込んだ
ナムさんに泣いている理由を聞かれたけど、正直自分だってもう分かんなかった
NJ「今日はありがとう、来てくれて」
JK「なんでヒョンが?」
NJ「ホソクも喜んでると思うから」
JK「ミンジュヌナも来たかったんじゃないですか?」
NJ「…そうかも、な」
タクシーを降りながらそんな会話をしている二人
いつの間にかアパートまで着いていたようだ
JK「あれ、ミンジュヌナ…」
NJ「え?」
固まる二人の視線の先をたどれば、仕事帰りのミンジュさんが立っていた
去っていくタクシーが見えなくなるまで誰も口を開かなかった
MJ「ジュナ、私ね、ジュナと結婚したいの!」
NJ「え」
MJ「ずっと、ずっとそう思ってた。でもそれが負担なら、別れよう私たち」
NJ「…ごめん、頭が追い付かない」
MJ「ジュナは優しいから別れを切り出せないでしょ?もう終わりにしよう」
絡まってしまった心は簡単にほどけない
お互い想い合ってるのにどうして
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?めぃろ?(プロフ) - 鈴木……ゴリゴリに日本人…… (2021年4月12日 18時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 南さん» コメントありがとうございます!続編出し始めたので是非チェックしてください! (2020年10月6日 23時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - とても面白かったです♪そして続編楽しみにしています!私の推しはジミンちゃんかな〜♪オフィスコラブ一番してほしいな〜♪(笑) (2020年9月5日 16時) (レス) id: c2094e147e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - aco2509さん» ありがとうございます。是非楽しみに待っていてくれたら嬉しいです! (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 1994218さん» 素敵なお言葉嬉しいです!またそう言ってもらえるように頑張ります! (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビタミンとっき | 作成日時:2020年5月22日 4時