世界で一番美しいあなたに ページ42
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『全っ然眠れなかった…』
JK「死なないでくださいねヌナ、これからライブなのに」
『おのれパクジミン…』
JK「ヒョンが何かしたんですか？」
『いや違っ…違わないか？ジミンは悪くないけど…いや責任はあるというか…』
一人でぶつぶつ言ってると不思議そうに頭を傾げるジョングク
昨日あれからジミンに会ってないけど頭の中はずっとあの言葉に支配されていた
‘好きだよ、A’
『うわああああ』
JK「ちょ、街中で大騒ぎしないでくださいよ」
周りの人を気にするように見回してからそう言うジョングク
二人で見慣れない駅前を歩いて会場に向かう
放課後チャリを爆走させてやってきたジョングクと電車に乗った
キャパ一万人を超える会場
こうしてアイドルのライブに来るのは考えてみれば初めてだ
JK「楽しみです、ホソギヒョン」
『そ、だね』
ジョングクは知らない
ホソクオッパが今日でダンスをやめようとしていることを
某有名アイドルのライブとは言え今まで全く興味なかった私は彼らの名前くらいしか知らないけど、今日の目的はバックで踊る予定のホソクオッパだ
なんだか一気に寂しい気持ちになってきた
とりあえず今はジミンのことは置いといてホソクオッパを目に焼き付けなければ！
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会場中を埋め尽くすファンの人たちの熱気に、私たちは場違いなんじゃないかと不安になる
でもそんな気持ちも吹き飛ばされるようにライブは大きな歓声とともに始まった
JK「あ！あれじゃないですか！ヒョン」
『うそ！分かんないどれ？』
JK「絶対あれですよ！音の取り方がヒョンっぽい！」
『難しいこと言わないで、右から何番目とかで言ってよ！』
JK「だから！あれだってば！あっ…」
ステージの真ん中でキラキラした衣装を着る本日のメインに見向きもしない私たちは、周りから見たらおかしな人たちに違いない
こんな遠くからじゃ表情はおろか顔さえよく見えないというのに
真っ黒な衣装は全員同じで見わけもつかないというのに
あの人は。あの人だけは…
『オッパだ…』
ふわりと揺れる前髪から覗くぎらぎらした瞳は
重力に逆らって飛び回る四肢は
ステージの希望。そのものだった
きっと誰よりも楽しんでいるんだろうな、オッパの笑顔が簡単に思い浮かんだ
JK「ヒョンはやっぱり世界一ですね」
『うん』
私たちは輝くあの人に見とれたままただそれだけ言った
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?めぃろ?(プロフ) - 鈴木……ゴリゴリに日本人…… (2021年4月12日 18時) (
レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 南さん» コメントありがとうございます！続編出し始めたので是非チェックしてください！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - とても面白かったです♪そして続編楽しみにしています！私の推しはジミンちゃんかな〜♪オフィスコラブ一番してほしいな〜♪(笑) (2020年9月5日 16時) (レス) id: c2094e147e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - aco2509さん» ありがとうございます。是非楽しみに待っていてくれたら嬉しいです！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 1994218さん» 素敵なお言葉嬉しいです！またそう言ってもらえるように頑張ります！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミンとっき | 作成日時：2020年5月22日 4時
