築50年 ページ1
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『先輩っ！お願いします、私にはどうしても家が必要なんです〜』
先輩はあからさまに嫌な顔するけど、こっちだって必死なんだ
大学4年になるこの春、居候していた親友が彼氏と同棲を始めることになったのだ
つまり私は引っ越さなくてないけなくて…
「で、条件は家賃4万前後で、学校に激近？しかもピークのこの時期に？そんな安い物件ないわ！」
『そこをなんとか！ボロボロでもセキュリティガバガバでもいいから！』
「いや、セキュリティガバガバはこっちが心配だわ。
あ！でもそういえば一部屋だけ空いてたかも！」
そう言って先輩はパソコンじゃなくて古い紙の資料を持ってきた
『うそっ！家賃4万でキッチンついて風呂トイレ別！しかもめっちゃ学校に近い！』
「こないだ倉庫で見つけたの、だれもここ紹介してないみたいだけど…」
『ここにします！！』
え、ほんとにいいの？って顔をする先輩を振り切って私は見学もなしにここに決めました！
だってもう私にとって最高すぎる条件なんだもん！
就活と卒論に追われてもこの近さなら卒業できそうだし(おい)
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と、いうことで！
来ましたアパート！
……やべぇ、めっちゃぼろい。
先輩が渋ってた意味がわかりました、うん
まあ安けりゃいいか！…いい、のか、？
『すいませーん大家さん！新しく来たものですが…』
「はいはい、ちょっとまってね〜」
中から聞こえてきのは優しそうなおばあちゃんの声
それはすっごく嬉しいんですけど、ここインターホンもないの…？
なんかちょっとお化け出てきそうだし…
わあやめよう、怖くない怖くない
「お待たせ。私はここの大家の鈴木です、おばあちゃんって呼んでね」
出てきたのはほんとに優しそうなおばあちゃん
でもおばあちゃんって呼んでねとかなんか、あたらしいな笑
『いえ、Aです！今日からよろしくお願いします』
そういって勢いよく頭を下げれば、鈴木さんに頭を撫でられる
「遠慮しないでなんでもいってねぇ。本当のおばあちゃんだと思って
このアパートの皆は家族みたいなもんだからねぇ」
『…はいっ』
鈴木さん、いや、おばあちゃんの笑顔で自然とこっちも笑顔になる
ほんとにいい人そうで安心…アパートは怖いけど笑
そのあとはおばあちゃんに部屋まで案内してもらった
2階建て×2部屋の東棟、2階建て×3部屋の西棟
合わせて10部屋のアパート
向かい合う2つの棟の真ん中はすてきな中庭になっていた。
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?めぃろ?(プロフ) - 鈴木……ゴリゴリに日本人…… (2021年4月12日 18時) (
レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 南さん» コメントありがとうございます！続編出し始めたので是非チェックしてください！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - とても面白かったです♪そして続編楽しみにしています！私の推しはジミンちゃんかな〜♪オフィスコラブ一番してほしいな〜♪(笑) (2020年9月5日 16時) (レス) id: c2094e147e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - aco2509さん» ありがとうございます。是非楽しみに待っていてくれたら嬉しいです！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンとっき(プロフ) - 1994218さん» 素敵なお言葉嬉しいです！またそう言ってもらえるように頑張ります！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: 6832423ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビタミンとっき | 作成日時：2020年5月22日 4時
