Salvia. (ページ7)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:46,512 hit

.　、ページ7

.

skm

「こおじくんっ」
「めめっ？」

だてさまをパシャパシャとってたこーじの後ろから、ばあ！、とやってくるめめ。後ろからママにだっこされてるしょーた。なみだめになってめめを見つめて。ばっ、といきおいよくふりかえるこーじ。だてさまなんか、その光景をニコニコ見てんの。さくまさんもにこにこしちゃうよねーって。

「めめー、ほんまてんし！」
「あぅう、…こぉじくん、くぅちぃ、」

あぁ、ほらまたいつものやつ〜。めめ天使！ってこーじがめめのことぎゅーってすんの。まあ、めめもしょーたもほっぺむにむにしててかわいいからしたくなるのはわかるんだけどさ、さすがに強すぎない？めめの骨おれないかしんぱいだなあ。

「かわいいなあ！しょっぴーとおそろで、ってなんで泣いとんの？」
「あー、これあれよ、いつもの」
「んもー、おれ、いるっていったのに、しょおたくん、やだってはなりぇないもんー、おちがえでちないよー、で、ままがはなちておちがえちたのー」

ぎゅーってしたあと、とつぜんば、とはなれてしょーたの方をおどろいたかおで見るこーじ。ママがいつもの、と言ってこの場のみんながさっしたようす。ラウールは分からないけど。ママにだっこされてるしょーたを見つめながらめめが言う。なんだなんだ？うれしそうな顔しやがって！ぐす、とママにだっこされてるしょーたがはなをならす。ぐ、とママの服をにぎって何も言わないあたり本当なんだろう。

「あってぇ…しょぉた、いっしょ、いい…もんﾞっ、ぐす、…らのに、まぁま、…じゃまちて…ぅう、っ」

1度おさまっていたなみだがまた、大きな目からあふれでる。きがえるだけなのにね、と後ろのあべちゃんの方を見ればまあ、分からなくもないけどね、と返ってくる。あべちゃんはいつもおれより上を行く。

「はいはい、とりあえず行こ？じゃないと帰るのおそくなる」

ずっとだまっていたパパが言う。はぁい、とおれとあべちゃん。こーじはあいかわらずめめをぎゅーってしてはなさない。見ていてハラハラするだっこ。おとさないでね？としょーたをだっこしたまま言うママ。ラウールはパパのわきばらにかかえられて。舘様は先にくつをはきに行った。

.