【d!】私のために、生きろ。2 (ページ43)

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世界一幸せなページ43

結婚
結婚？
あたしとグルッペンが？

『…こ』

gr｢こ？｣

『恋人からお願いします！！』

gr｢…今完全に承諾する流れだったろ｣

訳が分からないと怪訝そうな顔をするグルッペン
え、これあたしがおかしいの？

『だ、だって！付き合ってもないのになんで急に結婚になるの！？』

gr｢おかしいか？｣

『この世界ではわからないけど、あたしの世界では恋人から夫婦になるのが普通だと思うけど！？』

gr｢まぁいいか…｣

グルッペンはあたしに向き直って言い直そうとする

gr｢…いや待て、あまりにもかっこがつかないな｣

『もー！』

あたしはしびれを切らして自分から言った

『グルッペン・フューラー！あたしの恋人になりなさい！』

gr｢は、はい｣

ぽかんとするグルッペンにべっ、と舌を出して視線を逸らした

gr｢悪かった、拗ねるな｣

『…色々教えてくれるなら、許してあげなくもないけど』

gr｢色々とは？｣

察しの悪いのか、それともわざとか。
どちらかわからないので表情を見るとめちゃくちゃにかっこいい顔でなんか腹立つ

『だから、その…人と付き合うのとか初めてだから、色々…ね？わかるでしょ？』

あたし過去一顔赤い、絶対
その様子にグルッぺンは声を上げて笑った

『笑わないでよ！』

gr｢ふっ、…悪い。あまりにも可愛かったもんでな。｣

『またからかわれた…』

gr｢いや、からかってない。大真面目だ、お前は可愛すぎる。｣

グルッペンは、そう言ってあたしの顎に手を添え、深く口付けをした。
焦って目を閉じる

時間は3秒くらいだったと思う
でもあたしにはものすごく長く感じた

唇を離して、グルッペンがにやりと笑う。

gr｢まずは序章だ。お前の言う色々、全部教えてやろう。｣

『お手柔らかにお願いします…』

そう言って2人で笑い合った。