【d!】私のために、生きろ。2 (ページ41)

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心に決めた人ページ41

医務室で手当てをしてもらった後、ゾムに部屋のベッドまで運んでもらう。
ゾムはあたしに布団をかけて、横に座った。

zm｢大丈夫…じゃないよなぁ｣

『ううん、大丈夫だよ』

笑って答えれば優しく頭を撫でられた

zm｢A、これ｣

ゾムがポケットからあたしのネックレスを出した。
大事な大事なネックレス

『よかった、失くしたらどうしようって心配してたの』

zm｢お願いやから自分の心配しといてくれ｣

呆れたように笑うゾム
何も言わずにあたしにネックレスをつけてくれた

『このネックレスもらったのも、ずっと昔のことみたいに思えてくる』

zm｢…懐かしな｣

『うん、だけど鮮明に覚えてる』

zm｢A｣

ゾムが真剣な顔であたしを呼ぶ
本当に綺麗なペリドット。見てると癒される。

zm｢もう、心は決まってんねやろ｣

頷けば、悲しそうな顔をした

『あたしは、幸せになってもいいと思う？』

zm｢なってええに決まってるやろ｣

『ありがとう』

コンコン、とノックの音

それを聞いたゾムはあたしの額にキスをして、ベッドから離れた
ドアを開けるとグルッペンがいた

gr｢よくやってくれた、ゾム｣

zm｢そんなんは後でええから、Aと話してやってぇや｣

グルッペンが部屋に入り、ゾムは出ていった
やっと会えた

あたしの大好きな人