【d!】私のために、生きろ。2 (ページ29)

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おともだちページ29

ロボロside

目的地についた。
もう外は明るくなり始めている。

目の前には懐かしい建物、
そして隣には起きないA

rb｢はぁ、A…｣

起こすために触れようとして、ふと彼女がしてるネックレスに目が行く。
いつも付けてる、ゾムがプレゼントしたネックレス。

こいつとゾムって両想いなんかな？

いまいちAの気持ちはわからない。本人もよくわかってないみたいやし。

『ん…？』

Aが目を覚ました。

『ここは…』

rb｢ついたで｣

まだ頭が働かないようで、ぼーっとしている。

『ろぼろ…運転ありがと』

rb｢はいはい｣

俺とAは車をおりて、孤児院へ向かった。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

中に入るとたくさんの子供たちが駆け回る。
シスターと数人の子供たちは俺に気づいて駆け寄ってきた。

子供｢｢｢ロボロお兄ちゃんだー！｣｣｣
シスター｢まぁ、お久しぶりですね｣

rb｢みんな久しぶり。仕事で来てんけど…みんな元気そうでよかったわ｣

シスター｢ロボロくんも元気そうでなによりです｣

子供｢ねぇ！そっちの綺麗なお姉さんは？｣

子供｢きっとロボロお兄ちゃんの恋人だよ！｣

子供｢こいびと？｣

rb｢え、違…｣

誤解されて戸惑う俺の横に、Aが並んで挨拶をする。

『みんなはじめまして。Aです。ロボロお兄ちゃんのお友達だよ！お姉ちゃんもここの仲間に入れてくれる？』

子供｢お友達だって！｣
子供｢いいよー！｣

『えへへ、やったね！』

そう言ってシスターに一礼すると、Aは子供たちと一緒になって駆け回り始めた。
子供が好きなんやな…
俺も久々にシスターや子供たちと話すことにした。