【d!】私のために、生きろ。2 (ページ25)

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考える余裕もなしページ25

主人公side

廊下で外を眺めてぼーっとしてるグルッペン発見！
なんだか悪戯したくなる背中！

よし！

あたしはゆっくり近づいて後ろからグルッペンの首に腕を回した。

gr｢うおっ！？｣

『がおー！』

gr｢離せ！｣

『がうがう』

簡単に離れてやるものか！

gr｢…そんなに胸を押し付けるということは誘っていると受け取っていいんだな？｣

あたしはスッとグルッぺンから離れた。

『…変態』

gr｢お前からやってきたんだろう！｣

『だ、だって…なんか考え事してたから邪魔してやろうかな〜って』

グルッペンが腕を組んであたしを見る

gr｢あぁ、そうだな。考えていた。しかしそれは今確信に変わった。｣

『そうなの？』

gr｢あぁ｣

一体何のことだか検討のつかないあたしは首を傾げる。
グルッペンはあたしを真っ直ぐ見て告げた。

gr｢お前を俺のものにする｣

『…は？』

何を言ってるんだこの総統は。

gr｢安心しろ、交換条件だ。俺のこともお前にやる。｣

『え？』

グルッペンはやれやれと頭を振った。

gr｢は？だのえ？だの、それしか言えんのかお前は｣

『違うよ！困惑してるんだよ！だってそれってまるで恋人みたいじゃ…』

gr｢そのつもりで言っているが？｣

真剣な顔でそう答えるグルッペン。
告白されてる？あのグルッペンに。

あたしの頭はキャパオーバーだ

gr｢次の戦争が終わったら答えを聞かせてくれ｣

コートを翻し、グルッペンは去っていった。
迫り来る戦いと、あたしの人生。
しばらくその場に立ち尽くすことしかできなかった。