【d!】私のために、生きろ。2 (ページ22)

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お手伝いページ22

主人公side

ある日の昼間。
ひとらんがしばらく留守にするため、頼まれた畑の世話をしようとラボから出て廊下を歩いていると、しゃがんでいるメイドさんが見えた。

駆け寄って、しゃがみ込む。

『ちょ、どうしたの？大丈夫？』

メイドはあたしを見て驚く。

メイド｢A様！その、応接室へお客様にお茶をお出しするところだったのですが、足をくじいてしまって…｣

足首を抑えて焦るメイドさん。
この子が引いていたカートに、お茶菓子と温かい紅茶があった。
うーん、どっちも急いだ方がよさそう。

その時たまたま通りかかった兵士さんに声をかける。

『あー、ちょっといいかな？この子足くじいちゃったみたいで、医務室に連れて行ってもらえる？』

兵士｢かしこまりました。｣

『お茶はあたしが持ってくから！よろしくね。』

そう笑ってメイドさん達に手を振り、カートを引いた。