【d!】私のために、生きろ。2 (ページ15)

今日:28 hit、昨日:15 hit、合計:11,933 hit

総統のため息ページ15

鬱side

ゾムが目の前まで来て、やられる…！と目を閉じた。
…が、なんともないので目を開けると
蛇がゾムの体を拘束し口までも塞がれていた。

zm｢んーッ！｣

gr｢悪いが少しそのままでいてくれ。話が進まん…｣

覇王/麗王をゾムに向けたグルちゃんがため息をついた。
助かった、命の危機を感じた。

gr｢大先生。｣

ut｢はい。｣

gr｢今日はもう仕事はいい。A、お前もだ。他の者に見られたら誤解されかねん、2人でどちらかの私室にでもいてくれ。｣

shp｢待ってください！2人きりにするんすか！？｣

gr｢Aは大先生から離れる気がないようだしな。それに、約1日とはいえこんなものずっと見せられては参ってしまう…はぁ…｣

眉間に手を当ててため息をつくグルちゃんに、ここにいるAちゃん以外の全員が｢お前が1番参ってるんだろ｣と思った。

tn｢そういうことで大先生とA以外は仕事に戻ること。｣

ガタガタと席を立ち会議室を後にする一同。
ショッピくんは納得いかなそうに僕のことを睨んでは、舌打ちしながら仕事に戻った。
Aちゃんをちらりと見る。
彼女はさっきからずーっと僕のことを見ているので目が合う。

『だいせんせ！あたしの部屋に来る？』

うーん、この誘惑には負けるわ。

ut｢じゃあお邪魔しよう、かな？｣

どっちにしろ僕の部屋は散らかってて呼べる状態じゃないし。
にこにこのAちゃんと席を立つ。グルちゃんが一言だけ声をかけた。

gr｢わかっていると思うが、手は出すなよ。｣

ut｢…精進します。｣

僕は腕を引かれて、Aちゃんの部屋へと向かった。