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金曜日。
マルちゃんにバーに連れてってもらえると思ったら朝からテンション高くなる。
は〜〜やって楽しみなんやもん！
「大倉、顔キショいで」
休憩室でコーヒー啜ってると亮ちゃんが何の遠慮もなしに言ってくる。
「うわ酷、昨日俺がおらんかったら居酒屋で一晩明かすとこだったくせに」
「…そんな酔ってへんかったし」
「酔ってましたぁ〜」
ぎろりと亮ちゃんは俺を睨んで、コーヒーの入った紙コップ持って休憩室を出て行く。
酷い。
俺も休憩室おんねんから俺の分のコーヒー用意してくれたってエエやん。
積み上げられてる紙コップを手に取って、どの豆にしようか考える。
…いや、どの豆がエエかなんて全く分からんけどな、そんなん名前と雰囲気やん。
…と、亮ちゃんと入れ替わりでまさかのチーフが入ってきた。
チーフのギロッて音が聞こえそうなくらいの目で見られて一気に冷や汗が出る。
俺嫌われてんのかな。
チーフの悪い噂ってあんま聞かんし。
はぁ、と溜め息をつきたい気分やけど笑顔を作って声をかけてみる。
「チーフもコーヒー召し上がりますか」
チーフは話しかけられるとは思ってなかったんか、少し驚いた表情を見せた。
俺はそれに驚く。
……チーフが真顔以外の表情してんの初めて見た。
そもそもチーフって驚く、って感情あったんや！なんて思う。
「豆はこれで良いです？」
茶色い紙袋に入ってる豆をメーカーに入れて、スイッチを押す。
シュー、とかコポポ…とかコーヒーメーカーならではの音が休憩室に響く。
……その音以外は何の音もせえへん。
ここで休憩室から出ていくのも変やけど、この沈黙が気まずすぎて耐えられへん。
後輩である俺が話題提示せな！
と思うも、今日も良い天気ですね…とかいう、話題がない時のテンプレみたいな言葉しか出てこうへん。
あぁ、信ちゃんのコミュ力が羨ましい。
「亮と、仲良ええん？」
まさかチーフから話しかけられるとは思わなかった。てかチーフ、亮って呼んでんねや。
「はい。大学からの友人で。まさか就職先でも一緒になれるとは思ってませんでしたけど」
「へぇ、大学からの知り合いなんや。配属先まで同じとか凄いな」
よく睨まれるし俺のこと嫌ってんのとちゃうん？
ふんわり微笑んでくるし。
チーフ、何考えてんのか全然分からへん。
「大倉君、朝から嬉しそうやけど何かあったん？」
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れいんと。(プロフ) - つらきさん» コメントありがとうございます！更新速度が遅くて申し訳ない…。んー、どうでしょ。その辺りにも触れていきたいと思っています笑 (2021年10月3日 9時) (
レス) id: e2762dc7c7 (このIDを非表示/違反報告)
つらき(プロフ) - 大量更新ありがとうございます〜！！これからの展開が楽しみです。青さんが何を考えてるのか全然わからない笑 橙さんは少し緑のことが好きだったのかな、だから出勤してきたのかな、と考えを巡らせてます。更新頑張ってください！ (2021年9月27日 11時) (レス) id: 5dae2b6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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