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その人のアドバイス通りに
挨拶と自己紹介をする。
そのまま俺に続くように皆が言うと、その男の人はニコリともせずに話す。
「じゃあ次。営業は基本、ペアで仕事をするから…」
上司と部下のペアワーク、マジか。
この怖そうな人とペアなったら最悪やん。
……結局、その怖そうな人とペアになったんは亮ちゃんやった。お気の毒。
俺のペアは、と言われれば。
さっき、アドバイスくれた丸山さん。
「マル、って呼んでくれてエエで！」
「え……」
「営業はチームワークやで、たちょ」
「初めてですよその呼び方！ぷっちょみたい」
2人でクスクス笑ってると、亮ちゃんの横にいる、怖い人がギロリと睨んできた。
背低いんに何でそんな威圧感あるん。
割と失礼なことを心の中で思う。
「マル、あの人何ていう人ですか？」
「あぁ、章ちゃん？安田章大、チーフやで」
「……安田さん、何か怖くないですか」
聞かれたら困るから、マルの耳元に唇を寄せて話す。
「怖い……っちゃ怖いか。でも基本優しいで？仕事出来るし！」
嘘…。
やって見てよ、俺とマルを見る安田さんの目。
獲物を狙う捕食者の目してもうてるやん。
「なら後はペアごとに仕事教えたって」
その後のペアワークで分かったこと。
マルは凄い優しい。
あの、スマホで電話してる風に見せながらアドバイスくれた時みたいな、さりげない…けどめちゃくちゃ救われる優しさが天下一品。
緊張で一杯の新人社員が、優しい上司に出会って芽生える感情なんて１つしかないワケで。
俺は、この営業部に来た初日に淡い恋心を抱くようになる。
それは愛とかいう情熱的な感情やないけど、
これから大事に育てたくなるような気持ち。
はぁ、マルかっこええ…。
なんてマルを目で追っていると、
よく安田さんと目が合うのは俺の気のせいってことにしとこう。
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れいんと。(プロフ) - つらきさん» コメントありがとうございます！更新速度が遅くて申し訳ない…。んー、どうでしょ。その辺りにも触れていきたいと思っています笑 (2021年10月3日 9時) (
レス) id: e2762dc7c7 (このIDを非表示/違反報告)
つらき(プロフ) - 大量更新ありがとうございます〜！！これからの展開が楽しみです。青さんが何を考えてるのか全然わからない笑 橙さんは少し緑のことが好きだったのかな、だから出勤してきたのかな、と考えを巡らせてます。更新頑張ってください！ (2021年9月27日 11時) (レス) id: 5dae2b6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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