ひゃくよんじゅーに ページ9
捕まえたと思っていたが、どうやら仲間がいたようで、私の足下に伸びているやつは大金の入ったカバンを水面で待ち構えていた仲間に投げてよこした。
ナ「私の二億が！」
そんなおおっぴらに言ったら確実に狙われるに決まってるだろ。
ウ「A！奪い返してくれ！」
『だからなんで私！？』
このままだとナミが怒ってもうルフィに肉を買わなくなるぞ！とか叫ぼうとした。が、金とフランキー一家のやつらを乗せたヤガラが通る上の端に見覚えのある葉巻をくわえた男が見えて、やめた。
男は端から飛び降り、ロープを操ってフランキー一家のやつらをヤガラから叩き落とした。そしてカバンの中身が金であると聞いて、そのまま水に流されようとした。
が、今度端から飛び降りた影を見て私は胃が痛くなった。
あ、ああ、あれは！ヤヴァイ組織！
の、一番ヤヴァイやつじゃんか！
＊＊＊
ハ「どうも、アイスバーグさん」
鳩が喋った。これ本当に喋れるんだっけ？腹話術だっけ？
ナ「ちょっと、A、どうしたの」
『わ、私は、鳩アレルギーなだけ…』
私はナミの背中にしがみついている。だってメッサ怖いやん！
ハ「いやあ、本当に、うちのバカが迷惑をかけました」
葉巻をくわえた男の耳を掴んだまま、そのルッチという男は固く口を閉ざしたまま、肩に乗っている鳩に喋らせていた。
ハ「ご迷惑をおかけしました」
男がこっちを見て言った。私を、見た。
ハ「ご迷惑をおかけしました」
鳩はこっちをすごい形相で見ている男の肩でしゃべり続けている。え？なに、私に話しかけてんの？ナミに話しかけてんの？
ナ「あの鳩、いやあの人？あんたに話しかけてるわよ」
いや、困るんですけど。
＊＊＊
そのあとなんだかんだあって鳩が喋っていることに衝撃を受けているルフィをよそに、ルッチとパウリー(金を持って行こうとしたやつ)が喧嘩になった。まあそれ自体はどうでもいいのだが、私はパウリーの技名に吹いた。
『ぶ、ブフォッ』
オシオキ？なにそれウケる。
縄を使って一本背負いを決めたパウリーの攻撃を、ルッチは腕一本で受け止めて着地した。指が地面にめり込んでいる。
ル「ウオォ！あいつどんな指してんだ！」
あれは、武装色で指を硬化させていたんだっけ？人の体を貫くくらいだから、相当の訓練が入りそうだけど、私にも真似できたりするかな？
ル「おいちょっと待てよ！」
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ロンロン - 一気に読んでしまいました！本当に面白くて大好きです！また番外編もほのぼのしててすごく好きです！これからも楽しみにしていますねヽ(*´∀｀)ノ (2018年10月23日 18時) (
レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
ファウスト(プロフ) - ヒロアカの方もとても面白いのですが！できればONE PIECEの方も更新お願いします。つ、続きが気になりすぎる！！ (2018年9月18日 17時) (レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年8月24日 12時
