ひゃくろくじゅうよん ページ32
涙でボロボロにぐちゃぐちゃになりながら生きたい、と叫んだロビンに、ルフィたちは誇らしげに口の端を上げた。
ル「あとA！お前もなんかいうことあるか！？」
『ないよ！ロビンもフランキーも助けて、私はついででいいから！』
ル「バカ言え！お前もちゃんと助ける！」
嬉しいが、ここは二人を優先してほしい。
両者の沈黙を破るように、この建物と裁判所をつなぐ跳ね橋が降りようとしていた。スパンダムがまたもや信じられない、という声を上げる。
そして谷を覗き込んだフランキーも驚きの声をあげた。が左右の塔の窓からフランキーの子分が見える。健気にも彼を救うためこの島までやってきた子分たちに、フランキーは泣きながら泣いてねえぞ、というおきまりのセリフを吐いた。
そして何かを決意したようにルフィ達とロビン、CP9を交互に見やり、お腹の冷蔵庫の扉を開いて、何かの束を取り出した。古びた羊皮紙に、細かい文字が刻まれていて、その文字は人間の読める文字ではないようだった。
フ「古代兵器、プルトンの設計図だ」
その言葉にスパンダムはもちろんのこと、今まで何にも動じなかったルッチが表情を変えた。あとカクも。
血相変えて、何かを口走るスパンダムは相手にせず、フランキーは私や、ロビン、CP9に向かって語った。
フ「俺は、賭けをする」
無駄にカッコつけて言いやがった、と思った。
真剣な眼差しを崩さないまま谷へ向かって設計図を翳し口から火を吐いた。
まさに幻想的だと思った。原作にこんなシーンがあったことは覚えているが。
黒い灰になっていく価値が計り知れないほどの羊皮紙たちは、なすすべなく風に吹かれていった。みっともなくその灰にすがるスパンダムを見て私はなんとも言えない清々しい気分になった。ざまあみろ、という。
しかし、逆上したスパンダムがフランキーを谷底へ突き落とすのは流石に予想外だった。
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ロンロン - 一気に読んでしまいました！本当に面白くて大好きです！また番外編もほのぼのしててすごく好きです！これからも楽しみにしていますねヽ(*´∀｀)ノ (2018年10月23日 18時) (
レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
ファウスト(プロフ) - ヒロアカの方もとても面白いのですが！できればONE PIECEの方も更新お願いします。つ、続きが気になりすぎる！！ (2018年9月18日 17時) (レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年8月24日 12時
